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書名 | ケータイビジネス2001 |
|---|---|---|
| 編者 | 佐々木一人・電通モバイルメディア部 | |
| 著者 | ケータイビジネス研究会 | |
| 発行日 | 2000年9月1日 | |
| 発行元 | ソフトバンクパブリッシング株式会社 | |
| サイズ | 四六判、343頁 | |
| 定価 | 1800円(税別) | |
| ISBN | 4-7973-1397-8 |
いつのまにか、移動式電話が固定式電話を超えてしまったようだ。 そして、NTTグループの利益の過半数はNTTドコモだったりするようになり、 人間が電話を利用する場合、移動式が中心になってしまったような気がする。 そして、インターネットも、今やi-modeなどでメールやホームページを見たり するのが増えてしまったようである。当然、インターネットビジネスも、次第に この携帯の世界の割合が増えているようである。
しかし、日本の携帯の料金はどう考えても高すぎるし、それを支払うという ことは相当の負担になっているはずだ。それでも、これだけ使われているという ことは、消費のうちに通信費用が占める割合は、日本はベラボウに高いのではないかと 思うのだが、そのあたりについては言及していなかった。
この本は、ケータイを使った様々のビジネスについて書いているのである。 一般利用者向けの広告とかマーケティング分野、コンテンツ配信の話が多いのであるが、 企業内でのビジネス効率化の利用例もいくつか紹介されていた。バイク便での利用は、 さすがに効果的であったろうと想像がつく。人間が音声で伝えるよりも、連絡の正確さを 要求されるバイク便では理想に近い使い方であろう。
JAVAとかIMT2000についての予定が2000年夏頃に世間で言われていた状況のまま 書かれているのだが、ご存知のように色々遅れが出ていて、この部分では記述内容 はちょっと違っているが、まあ仕方ないだろう。本書は2000年9月1日発行だから、8月 には書店に並んでいたと思われる。
そういう訳で、この本は、最新情報という面ではほとんど役に立たない。 携帯ビジネスがどのように立ち上がったか、どんな特徴があるかなどはかなり 参考になる話が多い。アンケートは、通常のインターネットよりも携帯での方が より効果的であり、回答者も年齢や性別がより一般的になるそうだ。
ひとつ気になったのは、i-modeのメニューに、「銀行メニューが多いのは将来への 布石」というコラムがあったのだが、私がNTTドコモのi-mode仕掛け人である榎氏の 講演で聞いた内容とはずいぶん違っていた。本を読む限り、銀行が将来のビジネスを 考えて、早くからi-modeに注目し参加したように受け取れるのだが、講演での内容は、 NTTドコモの方で開始当初は銀行を巻き込もうとしたと聞いた。堅いことで知られる 銀行をメニューに入れてしまえば、どんな企業も安心して参加するだろうという 魂胆でとにかく銀行を集めたと聞いている。
2001年5月1日