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| 書名 | 情報セキュリティの科学 マジック・プロトコルへの招待 |
| シリーズ | ブルーバックスB-1055 |
| 著者 | 太田和夫、黒澤馨、渡辺治 |
| 発行日 | 1995年2月20日 |
| 発売元 | 講談社株式会社 |
| サイズ | 新書判、232頁 |
| 定価 | 760円 |
| ISBN | 4-06-257055-6 |
このマジックプロトコルに関しては、多くのインターネット入門書や電子マ ネー関係の書物で頻繁に書かれているが、それらに比べるとこの本は詳しい。
インターネット上でのビジネスを考える上で非常に重要なのが「秘密保持」 である。情報の提供、商品の発注から、金銭の決済など、秘密が守れなければ 成り立たない分野がいっぱいである。これらの解決なしには、インターネット はただの広告媒体、情報公開程度の役にしか立たない。
しかし、好運なことに、非常に優れた暗号化の方法がみつかった。白昼堂々 と秘密文書を渡しても安全なという方法である。だから、盗聴したければ勝手 に盗聴せい、というような方法である。
さて、その方法であるが、当然、今このページを読んでいる人々にとっては もはや常識と言われている例の方法である。まあ、その方法をここで解説する のは面倒なので、知りたい人はこの本を読んでくれ。
でも、まあ、この本は「ブルーバックス」であるので、技術的な非常に細か いレベルの説明がある訳ではない。科学啓蒙書なので、啓蒙的な説明がある。 技術的な説明と、その応用分野の説明が半々といった感じの本である。技術的 にもっと詳しく知りたい人のための参考書も紹介されている。
この本の著者らは、セキュリティ、暗号化の第一線の人々である。そういえ ば、私の知合いの一人も、某社研究所にて、この分野の研究をやっているよう だ。どのコンピュータメーカーでも、この分野はインターネットで最も重要な 分野として研究開発に取り組んでいるようである。
………という、いかにもブルーバックスっぽい本なのである。と、ごくごく 普通の解説というか書評になってしまった。
もちろん、守るやつがいれば、破るやつが必ずいるのが世の習い。今後とも 様々な意味で頑張らなければならない分野である。