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書名 | ぼっけえ、きょうてえ |
|---|---|---|
| 著者 | 岩井志麻子 | |
| 発行日 | 平成11年10月30日 初版1刷 | |
| 発行元 | 株式会社角川書店 | |
| 頁数 | 四六判、221頁 | |
| 定価 | 1400円(本体) | |
| ISBN | 4-04-873194-7 |
本書には、4つのホラー短篇が納められている。
しかし、そういうことで読んだのではない。それに、そもそもホラー小説は まず読まない。ただただ、この本が岡山弁で書かれていることが某メーリング リストに流れ、それでは読んでみるか、岡山に生まれたが既に東京に出て来てからの 方がながくなってしまい、岡山弁を忘れては行けないかという、ただそれだけの たわいない理由である。
地下室にいたこびとに、「ぼっけえ、きょうてえ」という意味が分かるか聞いたら、 さっぱり想像もできないようであった。英語の本より分からないと言う。 これは、岡山弁で「とても、怖い」という意味である。 とくに、4編のうちでも、「ぼっけえ、きょうてえ」は岡山弁ばかりで書かれており、 岡山弁に慣れていないと、書かれている意味をよく掴めないと思う。
そういう意味で、岡山出身者が、岡山弁を忘れないための読み物シリーズの 中のホラー編と言って良いかも知れない。
4編とも舞台は岡山県である。1編だけが島の話で、他は県北で、いずれも極度の 貧しい環境での話である。
私は、本書で言うところの、豊かな方の県南、それも南の外れの方の出身であるから、 岡山弁といっても若干異なる感じはしたが、まあたいしたことではない。
内容であるが、それは読んで判断してほしいというか、私にはどうもホラーは 良く分からん。4話とも、ある程度似たような構成で、最後の方に近付くと、 なにか有るんだよなと思いながら読んでしまう。
ホラーを私が読まないのは、多分、ホラーよりもよほど現実の方が怖いことが 多いからではないかと思う。