|
双書 | 岩波ジュニア新書 272 |
|---|---|---|
| 書名 | 科学の考え方・学び方 | |
| 著者 | 池内 了 | |
| 発行日 | 1996年6月20日 | |
| 発行元 | 株式会社岩波書店 | |
| 頁数 | 新書判、209頁 | |
| 定価 | 650円(本体) | |
| ISBN | 4-00-500272-2 |
岩波ジュニア新書で、中学生くらいを対象にかかれた、科学の考え方と学び 方の本である。
岩波ジュニア新書は、ちょっと専門外の分野について、ちらっと知っておく には便利な本であるので、時々読んでいる。本書は、天文学者の池内了先生の 本であり、読後は天文が趣味の息子に読ませようと思っている。先に読んでお かないと、最近は本の内容の細かい点について根堀り歯堀り聞かれるので、先 回りして読んだのである。
あとがきにも書いていたが、この本にはほとんど「学び方」については書か れていない。まあ、「科学の学び方」なんて、個人個人違うに決まっているし、 一概にこういう方法がいいなんて駄目だし、著者の学習方法を示したからといっ て、それが読者に通用するとも思えない。
複雑系、遺伝子操作などが盛んになって以後の科学の考え方については色々 と書かれている。とくに、今までの科学や技術が、大量生産、大量消費の為の ものであったが、小量生産、つまり必要なだけの生産をして、なおかつ豊かな 生活をするための科学技術をやらねば、ということが主張してあった。
あらゆる分野で、効率の良い小量生産についての研究はほとんどされていな いのが現状であろう。現状の生産方式でそのまま進めば、21世紀は大変なこ とになるのはもう明らかである。既に地球全体が公害に侵されている訳だが、 これをなんとか少なくしていかなければ、自分の子孫どころか、自分自身の老 後の地球環境が危なくなりつつあるのである。