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書名 | 人が好き [私の履歴書] |
|---|---|---|
| 文庫 | 文春文庫 せ−1−52 | |
| 初出 | 1992年7月日本経済新聞社より
『人が好き』−[私の履歴書]刊行。 その他雑誌連載を追加。 | |
| 発行 | 1995年11月15日 | |
| 頁数 | 258ページ | |
| 定価 | 480円 | |
| ISBN | 4-06-263099-0 |
瀬戸内とは本名で、瀬戸内海を狭しと暴れ回っていた海賊の家柄と勝手なこ とをテレビで言ってしまったら、親戚の者からクレームが来たそうだ。実際は 幕府より海賊を取り締まるために賜わった苗字であり、非常に由緒ある家柄だ とのことであった。
そして、瀬戸内晴美も瀬戸内寂聴も本名とのことであった。出家して、寂聴 と名乗るようになったのである。人生は波瀾万丈だったようであるが、出家し てもなおいっそう執筆に精を出している。そして、その文章には艶がある。尼 さんの文章とはとても思えないが、だいだい人生半ばで仏門に入った作家でそ ういう人は多いのではないだろうか。
京都に庵を設けており、それを寂庵というそうだが、遠藤周作氏より、騒々 しいのが住んでいるのに寂庵とは、と批判されたそうな。毎日宴会やっている ようなもので、実際には「騒庵」と本人が書いている。「寂庵」とは反語なの であろう。
本書の最後には、瀬戸内寂聴の年譜が載っている。かなり詳しい。
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書名 | 女人源氏物語 第一巻 |
|---|---|---|
| 文庫 | 集英社文庫 せ−1−21 | |
| 初出 | 1988年11月小学館刊 | |
| 発行 | 1992年9月25日 | |
| 頁数 | 265ページ | |
| 定価 | 440円 | |
| ISBN | 4-08-749848-4 | |
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書名 | 女人源氏物語 第二巻 |
| 文庫 | 集英社文庫 せ−1−22 | |
| 初出 | 1989年2月小学館刊 | |
| 発行 | 1992年9月25日 | |
| 頁数 | 265ページ | |
| 定価 | 440円 | |
| ISBN | 4-08-749849-2 | |
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書名 | 女人源氏物語 第三巻 |
| 文庫 | 集英社文庫 せ−1−23 | |
| 初出 | 1989年4月小学館刊 | |
| 発行 | 1992年10月25日 | |
| 頁数 | 250ページ | |
| 定価 | 420円 | |
| ISBN | 4-08-749861-1 | |
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書名 | 女人源氏物語 第四巻 |
| 文庫 | 集英社文庫 せ−1−24 | |
| 初出 | 1989年6月小学館刊 | |
| 発行 | 1992年11月25日 | |
| 頁数 | 250ページ | |
| 定価 | 420円 | |
| ISBN | 4-08-749865-4 | |
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書名 | 女人源氏物語 第五巻 |
| 文庫 | 集英社文庫 せ−1−25 | |
| 初出 | 1989年8月小学館刊 | |
| 発行 | 1992年12月20日 | |
| 頁数 | 269ページ | |
| 定価 | 440円 | |
| ISBN | 4-08-749875-1 |
寂聴流の源氏物語の曲解というか、本来の源氏物語を外してはいないが、ど んどん艶っぽくというか、ラブコメディ的というか、徹底した独断で現代語訳 したものである。
本シリーズ全5巻は、出た頃に一気に読んでしまったものである。昔の平安 の宮廷絵巻ではあるのだが、古典という感じがしてこない現代語訳である。と いうより、寂聴流解釈に基づいて、一気に書き下ろした愛をテーマにした長編 小説と思った方が良い。
題名にもあるように、描写の中心は女人である。すべて、「女人語る」の形 をとっている。最初の「桐壷」は、「桐壷の更衣のかたる」という題名になっ ている。主な登場女人またはその関係女人がかたり聞かせる形式で、いかにも 宮廷での会話らしくおもってしまうような現代語を使っているのは、妙と言え ば妙である。
これが源氏物語といえるかどうかはよく分からないが、一気に読める長編小 説である。もちろん、源氏物語の枠は押えているので、面白く通読してみたい 人にはうってつけかも知れない。他にも多くの一流作家が現代語訳を試みてい るので、じっくり取り組みたい方はそちらを読んだ方が良いかも知れない。