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書名 | ツチヤ学部長の弁明 |
|---|---|---|
| 文庫 | 講談社文庫 つ−24−2 | |
| 単行本 | 1997年7月10日、講談社 | |
| 発行 | 2006年10月13日 | |
| 頁数 | 287ページ(本文) | |
| 定価 | 533円(税別) | |
| ISBN | 4-06-275534-3 |
ここに書いている以外にも、何冊も土屋賢二の本を読んでしまった。 本書にもあるように、お茶大の学生さえ買わずに図書館で読む程度で 済ませているのに、一応高校の先輩だからということで、 やむなく何冊か買って読んでしまった。 先輩なのに、いまだに一冊の本も送ってこない(私も送っていない)。 もちろん、同時期にいなかったので会ったこともない。
さて、題名にもあるように、御茶の水女子大は、氏を学部長にしてしまった。 何かの間違いではないかと思ったが、ネットで調べてもそのような情報が 出て来てしまうので、たぶん事実なのであろう。
文庫の最後には解説がついていたものだが、最近はずいぶん少くなった。 解説は、著者を良く知っている関係者が、その本についての裏話などを書くものであった。 しかし、最近は解説を書いてくれる程の文庫が減ってしまったので、 解説のついていない、文庫の体裁が崩れたものが横行している。
本書の場合、解説ではなく、「ツチヤ教授を学部長に任命した前学長の弁明」 というのがついている。前学長は、ツチヤ教授を学部長に任命した当時は 国立大学法人化する前で、それは文部科学大臣の発令で、 自分は取り次いだだけであり、責任はないとの弁明をされている。 学部長のあいだの活躍が素晴しいものであれば、そういう弁明もなかったかも知れない。
本の中味は、だいたいいつもと同じ駄文である。 今回、ちょっと違うのは、いしいひさいち氏の4コママンガで、 哲学および哲学者をおちょくっている点である。
音楽関係もしっかり書いてある。上達は全然していないと書かれているが、 それでも15年も続けているとのこと、哲学者らしく執念深い。 まさかCDを出したりはしないと思うが、一応警戒しておこうと思う。
お茶大といえば、ミュージカル MMGがある。 今年は、「落陽のパレルモ」であった。 とても充実した出来だったので、ツチヤ学部長の影響はまったくなかったと思われる。 やれやれ。
2006年11月13日
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書名 | 哲学者かく笑えり |
|---|---|---|
| 文庫 | 講談社文庫 つ−24−1 | |
| 初出 | 「我輩ハ哲学である」、小説現代'96年1月〜12月号、 「滞英往復書簡」 | |
| 単行本 | 1997年7月10日、講談社 | |
| 発行 | 2001年12月15日 | |
| 頁数 | 251ページ | |
| 定価 | 495円(税別) | |
| ISBN | 4-06-273321-8 |
本書は、哲学書でもなければ、エッセイでもない、単に哲学者がいい加減なことを さもいい加減に書いた本です。まあ、どんなにいい加減かは、ここで言及するのも何 なので、是非書店で立ち読みして確認してください。
こういう論理展開で、お茶の水女子大の哲学教授になれるのですから、私など 簡単に哲学部長になれるのではないかと思ってしまいました。 お大のスタッフ紹介(哲学・ 論理・美術史)の紹介でも、「私の教えることには間違いなく間違いが含まれています」 という自信に満ちた自己紹介をされています。これを見て、この教授に教わる人が その後哲学の道を究めるのか、 あまりの講義のバカバカしさに漫画を描いて教授より有名になるのか 考えさせられますが、当然後者の道を選ぶ賢明な学生が多いのではないかと思います。
まあ、そんなことはどうでもいいのだが、この人が、こともあろうに、私と同郷、 つまり岡山県人であるというのが困ってしまい、購入して読んでしまったのです。 どうして、岡山県人というのは、こういう本を書いてしまうのか、岡山県人は こういう人間ばかりと思われてしまってこまっているのに、さらに拍車をかけるような本です。
パソコン初心者は、本書の著者とは違い、ごく普通の岡山県人なので、ご安心してください。 この本は、ごく例外的な岡山県人の作なので、これを読んで、岡山県人はこんな人が多いのかと 誤解しないでください。
岡山には、5%という制度があります。まあ、恵まれないとか、僻地とか、統計をとって、 はしっこの方の、通常は無視すればよいような部分のことを5%と言います。これは、 岡山では統計学について誰でもが精通している証拠なので、中学生以上なら誰でも知っている 県民語です。私は、僻地5%出身でしたので、それはあまりにも可哀想ということで、 岡山の女子高校に行きました。この著者、まさか5%に入る異常児ではなかったのだろうか。 岡山で、「あいつ5%だよ」というと、まあそんな意味だったと思う。 もう長いこと東京に居るので、正確な意味を忘れつつある。
2002年1月17日