将棋ページ
書名 コンピュータ将棋の進歩
著者松原仁 編著
発行日1996年3月10日
発行元共立出版株式会社
頁数A5版、152頁
定価2369円
ISBN4-320-02799-X

本書は買ったばかりで、まだ「まえがき」と「おわりにかえて」くらいしか ちゃんと読んでいない。なのに書くのは気が引けるが、非常に価値がある本で あると思われるので、あえて書いておこう。

コンピュータチェスの世界には"Advacnes in Chess"という本が既にシリー ズで7巻も出ているようだ。コンピュータチェスの研究の進歩を具体的に示し た本らしい。

とうぜん、将棋の世界にもそういう本があってよい、なくてはならない訳で あって、この本はそういう目的の本ではないかと思う。まあ、題名からして、 "Advacnes in Chess"を意識していることは明らかだ。

本書は、各章をそれぞれコンピュータ将棋の研究・開発をやっている一線の 人々が分担執筆した形になっている。分担は、以下のようになっている。

  1. 将棋プログラムK3.0の思考アルゴリズム(柿木義一)
  2. 将棋プロ棋士の思考法をモデルとした木探索(飯田弘之)
  3. 将棋を解くプログラムT2(野下浩平)
  4. 最適優先探索によって詰将棋を解くプログラム(伊藤琢巳)
  5. 詰将棋のデータベースと感性評価(小山謙二)
  6. 詰将棋の解答手順を評価するシステム(松原仁)
  7. おわりにかえて−コンピュータ将棋の今後−(小谷善行)

さて、本書は、参考文献がそうとうしっかりしている。コンピュータ将棋は 雑誌などでちょこちょことは紹介されているが、それらの参考文献リストが非 常に充実している。これだけでも買いではないかと思う。


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