カードゲーム
書名とらんぷ ひとり遊び85選
著者野崎昭弘
発行元ダイヤモンド社
発行日 昭和49年12月5日
サイズ?版、263ページ
定価880円

本書はかなり古い本です。もう21年も前の本です。余りにも古いので、も う絶版のはずですが、安心して下さい。今は、別の出版社から発行されていま す。

とらんぷ ひとり遊び85選
      朝日選書
著 者   野崎昭弘
発 行   朝日新聞社
発行日   ?
サイズ   四六判、280ページ(たぶん同じ)
定 価   1200円
ということで、『朝日選書』の中の1冊になり、きっと今後もずっーと末長ー く販売され続けると思われます。

さて、内容ですが、トランプの一人遊びについてだけの本で、遊びの種類に より、分類されています。さらに、それぞれの遊びがどのくらい難しいか、成 功率はどうかということが図(今で言うと「アイコン」か)で示されています。 そのシンボルマークは7種あります。

  1. なかなか成功しない(10回に1回か、それ以下)
  2. うまくやれば、成功率が高い(3回に2回か、それ以上)
  3. 高度の技術を要する
  4. ほとんど(あるいは全く)機械的
  5. 私のお気に入り
  6. 話のタネ(おもそろくないかもしれないが、とくに珍しいかまたは有名 である)
というアイコンが用意されています。約40種のひとり遊びについて、0個 から数個のアイコンにより、各遊びの特徴を示しています。

‥‥‥といったくらいの紹介でこの本は終える訳にはいかないのであります。 それは、この本の著者が野崎昭弘氏だからなのです。 氏は非常に有名なパズル研究家であり、有名なコンピュー タ研究者でもあります。とりわけ、アルゴリズムとか計算の効率という、パズ ル的な分野を研究対象としている研究者であります。本書を書かれた当時は、 山梨大学の計算機科学科の教授であり、その後国際キリスト教大学へ移られま した。そして今は、大妻女子大学にいらっしゃいます。

こういう、きちんとしたバックグラウンドがあるので、より高い成功率を目 指すための技術の解説などは非常に素晴らしい。本来の研究と、この本の守備 範囲が完全にオーバーラップすることもあり、ただのトランプ遊びの本ではな く、パズル研究者にも充分に楽しめる内容になっています。

この本は、文句なく推薦できる本です。とらんぷのひとり遊びの本で、この 本以上の本は、私はまだ見たことがありません。


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