読書感想文コンピュータ編/
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書名 | Cプリプロセッサ・パワー
C言語の秘められた能力を解き放つ |
| 著者 | 林 晴比古 |
| 発行日 | 1988年 3月15日 初版第1刷 |
| 発行元 | 株式会社ソフトバンク |
| サイズ | A5判 222ページ |
| 定価 | 2270円 |
| ISBN | 4-930795-94-X |
- レ ベ ル:2〜3
- 有 用 性:0
- おもしろさ:2
- 総 評:×××誤ったマクロの使用方法が目立つ。
この本は、C言語のマクロ(プリプロセッサ)についてのみ書かれた本とし
ては、きっと唯一の書であろう。その点は意欲的である。
内容については、はっきりいって、滅茶苦茶である。さっさと火をつけて燃
やしてしまうなり、いますぐ廃棄処分すべきである。
なぜ、こんなことを書くかというと、マクロの悪用の例ばかりが載っていて、
これを鵜のみにして、マクロが理解できたと思ってプログラムを書いたりした
ら、100%保証つきでプログラムがボロボロになるからである。
この本に載っているようなマクロの使い方をするプログラマが社内にいたら、
即刻『首』にするのが妥当であろう。そして、プログラムもさっさと廃棄処分
にした方が良かろう。
著者はC言語を知っているのであろうか。まあ、文法の重箱の隅をつつくよ
うなことはやったことがあるみたいだが、Cのプログラム開発とは無縁の世界
の人だろう。
さて、なぜ、このようにまで書くかというと、そのくらい酷いからである。
- 変なマクロを使えと奨める
-
何でもかんでもマクロにするのが良いように書いている。これはとんでもな
い話だ。必要なとき、つまりC言語だけではスマートに書けないときに、『伝
家の宝刀』として使うのが正しい。使いすぎは最低だ。
読者の便を考えて、"my.h"という便利なマクロファイルを用意したというが、
これこそ、マクロの『悪い使い方の集大成』である。
- externを含むファイルの自動生成
-
ヘッダーファイル(インクルードファイル)に、多数のグローバル変数を書
くことは良くある。それらグローバル変数は、ある1個所だけで宣言され、あ
とは参照のため extern がついていなければならない。これをどのようにして
実現するかは、実用になるような、ある程度以上の規模のプログラムでは重大
である。
このとき、externのないヘッダーファイル(例えば、"proj.h")から、extern
がついたヘッダーファイル("projsub.h")を自動的につくる方法を、『すばら
しい』方法として、使うように奨めている。
はっきり言って、馬鹿である。
- マクロで新しい変数型を定義する
-
typedefによる型定義とマクロによる型定義が同じである、と書かれている。
いつからそんなことになったんだよ。根本的に違うぞ。
以上の3点だけからでも、本書が無茶苦茶な本であることが証明できた。他
にも色々あるが、評価以前の本である。
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