読書感想文コンピュータ編Java
書名HOOKED ON JAVA
Creating Hot Web Sites with Java Applets
著者Arthur van Hoff, Sami Shaio, Orca Starbuck
SUN MICROSYSTEMS, INC.
発行日1996年
発行元Addison-Wesley Publishing Company
頁数181頁
定価$29.95
付録CD−ROM1枚
ISBN0-201-48837-X

インターネットで調べたら、アメリカで評判になっているらしいようだった ので、前のバカバカしい本の二の舞は絶対に嫌 だと思い、ちゃんとした本屋であると思われる本屋の一つ、東京は神田神保町 にある『書泉グランデ』に行って購入してきた。

本書は、James Goslingをはじめ、Java開発の中心になった人々の中で書か れた本らしい。Java Historyのところには、 Java開発チームの写真もある。 これだけで、かなり安心できる。JAVAのバージョンもβになっていて、最新の ネットスケープ(Version 2.0)に対応している。β版対応であるということは、 本を買う時の絶対条件である。α版対応だけは買わないように注意しよう。

この本、例によって紙質が洋書によくあるやつで、厚い。だから、本の見か けの厚さより、実際のページ数はぐーんと少ない。

だが、内容は、入門書としては、かなり良く書けている。CD-ROMが付けられ ていることもあって、詳しいことはCD-ROMを参照するようになっている。 CD-ROMに入っているドキュメントは、当然HTMLであって、ネットスケープから 見ているが、これは便利である。解説はそんなに詳しい訳ではないが、画面上 で探したりできるので、便利である。私は、ナカミチの7連装に入れて利用し ている。ローカルなので、大変高速にアクセスできて、便利、便利。

話がそれてしまった。本書は、能書きは少ない。若干の解説の後、実際の楽 しい、実用的な例がボンボン出て来る。実際に、どこのサイトにあるかもURL か書かれているので、そこからJavaの旅に出かけていってしまうと、いつまで たっても帰れなくなることもしばしばだ。

Javaプログラミングとappletの作り方が後半にあるのだが、ここは軽く流し ている程度である。まあ、ここを詳しく書くには数百ページを要するだろうし、 入門書の範囲を越えてしまう。

既に、C++や、Motif, Tcl/Tk などに慣れた人には、この本だけで、Java も大丈夫でないかと思われる。

サンプルプログラムは、かなり根性の入ったのが並んでいる。最新のものは、 http://www.javasoft.com/applets/ へ行けば見ることができるようです。

本で紹介されているAppletは、全てCD-ROMに入っているので、まあ、これら を調べれば、Javaプログラミングのノウハウは身につくのではないかと思うの で、これから私は解析し、楽しい動くWebをそのうち作りたいと思っている。

最後に、念のために書いておくが、本書は英語で書かれている。でも、大変 分かりやすい。語学力の無い私は、xlookという辞書をマウスクリックだけで 引いてくれる便利なソフトを使っているので、この本は私でも読めた。

もっと本格的なレベルに到達したいための本は、同じ著者らにより、 Addison-Wesleyからまとめて JAVAシリーズの本として、5月に大量に出るようである。全ては、これ 待ちであろう。

書名かんたんJAVA
アプレット達人への道しるべ
著者アーサー・バン・ホフ/サミ・シャイオ/ オルカ・スターバック
訳者村上雅章
発行日1996年4月10日
発行元アジソン・ウェスレイ・パブリッシャーズ・ジャパン
発売元星雲社
頁数224頁
定価2800円
付録CD−ROM1枚
ISBN4-7952-9677-4

本書は、"HOOKED ON JAVA"というJAVA開発チームが出し た本の訳本である。ということで、内容については、ここでは何も書かない。

本訳書を手にして、『ぎょえ〜』というくらいびっ くりしたのは、ブラウザなどの画面の絵が驚異的、驚愕的に汚いことである。 まあ、是非一度、本屋で立ち読みでもしていただきたい。かなりの絵が、原書 からコピーされている。そういう絵は、編目がくっきりと出て、あまりの汚さ に感激する。

今の時代に、それもこともあろうに、"HOOKED ON JAVA"の訳本でそのような 酷い出版物にお目に掛かろうとは、まったく予想もしなかった。

原書はMotif上でのネットスケープが用いられているが、訳では、マック上 のネットスケープに置き換えられている。それが不可能だったところが、もと の本からコピーされている。

コピーしようと何しようと構わないのだが、JAVA開発者達の写真まで、質の 劣悪な通常のコピー機でコピーしたような状態で、人の顔が真っ黒け。これで は、いくらなんでも酷いではないか。

日本語でないとどうしても駄目な人はやむをえないが、できるだけ英語版を 買う方が良いだろう。

訳の質、そんなもんみてない。その前に、読む気が失せてしまった。


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