読書感想文コンピュータ編Java
書名Programming JavaScript for Netscape 2.0
著者Tim Ritchey
発行日1996年
発行元New Riders
サイズB5変型判くらい(230mm×186mm)
頁数469頁
定価$35.00 US
ISBN 1-56205-585-2
付録CD-ROM

この本、これ以上外れた本は無いといっていいくらい大外れの本であった。 表紙のタイトルが JavaScriptとなっているから、当然JavaScriptの本 だと思った。それが、実は違ったのだ。

英語の本だから、ぱらぱらと読んだだけでは分からない。仕方がないから、 ちょっと気を入れて読むかと思って、読まずに眺めた。

まず、むちゃくちゃ外れたのは、この本の半分はJavaScriptではなく、Java の話なのである。半分もJavaのことを書いた本のくせに、表紙にはJavaと書い ていない。これは、いったい、どういうことなんじゃ〜い。

でも、まあ半分はJavaScriptのことが書いているようだから、我慢して読む ことにするか、と気を取り直して眺め始めた。もちろん、半分しか眺める気は ない。

しかし、この本、まるで哲学書でも読んでいるみたいで、すぐ眠くなってく る。文章による説明ばかりがやけに長いのである。サンプルコーディングは非 常に少ない。この手の本というと、英語の部分をいいかげんに無視して、文法 らしきところを拾い読みし、サンプルコーディングを調べながら読み進んで行 けば普通は分かるのである。しかし、本書は、そういう不埓な人間のことは考 えていなくて、理論をしっかり把握し、あとは例が無くても分かるもの、とい う方針で書かれているようであった。

ああ、こんな本、とてもじゃないが読めないよ。実行例は皆無に等しい。こ んなプログラミングの本を見たのは久しぶりである。いや、もしかすると初め てかもしれない。そのくらい、理論だけでJavaScriptを教えようという本であ る。まあ、世の中、この本を読んで分かるような人間ばかりになったとは思え ないが、もう、呆れ返ってしまった。

JavaScriptの本、欲しいよ〜。それも、こんなんじゃなくって、普通の、理 論をぐちぐち説明するんじゃなくって、
「はい、こう書いたら、こうなりますね」
というような、単純明瞭な、単細胞な、幼稚な本は無いものか。

………ということで、こんな被害に会うのは、私一人で十分だと思う。


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