読書感想文コンピュータ編Java
書名Java Beans を知る
Java Beans で新しいJavaワールドへ
著者マイケル・モリソン
監訳ネティズム工房
訳者テトラネット
発行日1997年11月28日
発行所株式会社プレンティスホール出版
サイズB5変型、311頁
付録CD1枚
定価2800円(本体)
ISBN4-89471-013-7

JavaBeansの解説書で、かなり早期に出て、翻訳され日本で出たのも昨年中と いうことでJavaBeansに関する初期の本である。

本書は、4部に分れている。

第4部は短く、おまけみたいなものとも言える。この本を最初から読んでい くと、前置きというか、概念的な話が延々と続く。図などを使った説明は極力 避けて、文章のみで押し通す傾向が高い。

第1部がイントロダクションということであるが、実際的には第2部もイン トロダクションと思った方が良いだろう。第1部、第2部は、ほとんど文字だ けの説明が延々と続くのである。はっきりいって能書きが本の約半分まで続く ので、そういうのに慣れていない人には相当退屈だと感じるに違いない。

もう一つの特徴というか、最大の特徴なのだが、翻訳がボロボロだというこ とである。英語が日本語訳に滲み出しているような文章だし、「てにをは」が 完全におかしくなっている個所は数限りないし、とても読みにくい訳である。

編集についても、ソースコードが出てくるような本はあまり扱ったことがな いような編集であった。訳者も、監訳者も、編集も、誰もその辺に気を使わな かったのであろうか。

この本は、JavaBeansの思想的なことを伝えようとの意図が強いので、なお さら翻訳の力、編集の力が求められる。文章だけによる、これでもか、これで もかというアメリカではよくあるパターンの本だが、それは伝え損なっている。

1998年9月25日


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