![]() |
書名 | Linux流 −導入ヒント情報ファイル− |
|---|---|---|
| 著者 | 新保剛平 | |
| 発行日 | 1999年6月10日 初版第1刷 | |
| 発行元 | 株式会社技術評論社 | |
| 頁数 | A5判、415ページ | |
| 定価 | 2280円 | |
| ISBN | 4-7741-0788-3 |
『Linux流』という思わせぶりなタイトルである。まあ、今はLinuxが流行みたい だからなぁ。
本書の表紙の右上には、Red Hat Linux, Turbo Linux, Plamo Linux, Slackware, Debian GNU/Linux, +Vine Linux の言葉が並んでいる。これを見 ると、これら6種類のLinuxの比較本で、どれを使おうか迷っている人の参考 になる情報で詰まっていると思うだろう。
中古の486のLinuxマシンをハードウェアを5万円以内ででっちあげる方針で Linuxをいろいろ試すのである。相当古いパーツが多いので、普通に部品を買っ てきてインストールするよりかなり難しい状況である。100円マザーボードに 何とかLinuxを入れて遊ぼうというようなことを目指したい人には良いかもし れないが、まあそういう人は本など読まず、ゴミ捨て場からパーツを拾って、 情報はインターネットで探して何とかするのではないかと思う。
最初から問題が発生するように仕組まれたLinuxインストールによるロール プレイングゲームを本にしたようなものである。古いマシンをなんとかLinux マシンとして生かしたい人はともかく、そうでない人が本書を参考にしてどの Linuxにするかを選ぶのは、無茶苦茶危険である。Windowsを動かすのも苦しい マシンをLinuxマシンとして甦らせるための参考読み物にはなるかな。
内容は、6種類のLinuxをインストールして、どう苦労したとか、マニュア ルが悪い、メッセージが不親切だ、などの叫びが並んだ、日記、あるいはイン ストール体験記といった感じである。インストールではまったことが悪態とと もに書かれていて読むには楽しいのであるが、勉強として読むにはまとまりが ない。
初心者が読むには、あれこれ内容が飛び過ぎて訳が分からないであろう。し かし、ある程度Linuxになれた人とか、Unixを長年やってきたような人には、 文庫本の気分で気楽に良み飛ばして楽しむ本にはなる。多分、文庫本よりも早 いスピードで読めると思うので、読み終ったら、どんどん回し読みをしよう。
1999年6月27日