著 者:生越昌己、大内和博、阿倍博信
発 行:株式会社 アスキー
発行日:1995年3月21日 初版発行
定 価:1200円
サイズ:B6版 270ページ
ISBN 4-7561-0307-3
この本は、アスキーが出している、256倍シリーズの中の一冊である。だ から、当然、勝手なことが書かれている。
「構成」をみただけで想像できるように、とてもじゃないが入門書とか、テ キストとか呼べるものではない。普通に、正常に Linux を学習したい方は、 こんな本を手にしてはいけない。
この本は、要するに、「Linuxオタク養成ギブス」なのである。まあ、ペー ジ数が少ないし、サイズも小さい本なので、「養成ギブス」とは言いすぎだと は思うが、良いことも一杯書いている。たとえば、次のようなものだ。
実社会では上手にカンニングすることはよいことである。もっと大袈裟にい えば、カンニングはハッカーになるための基本科目であると思ってもよいので ある。
本書は、ところどころ、壷を押えたことが書いてあるので役に立った。たと えば、「Xmodmapのいじり方」とかである。
「カーネルをいじろう」という章(?)があるのだが、なにしろ短くて、全 然説明しきれていない。まあ、この本でカーネルの勉強をしようなんていうの は甘い。そういうことは、インターネットを利用して勉強すべきことだろう。
「Linux教経典」が、本書の一番大事なところである。教義の解説をしよう としているのであって、これからLinux教に入信しようとする者は、今後どの ようなことをすべきかを書いている。
この本を不敵な笑みを浮かべながら購入したり、立ち読みするような人には、 もはや私がコメントするようなことは何もないだろう。いや、インターネット を通じてこのページの存在を知りえたような人には、まあ、自分で勝手に判断 して、どうでもしなさい。