読書感想文コンピュータ編パソコン
書名Bluetoothって何だ?
編者荒川弘煕
著者NTTデータ・ユビキタス研究会
発行日2000年9月10日
発行元株式会社カットシステム
頁数A5判、180頁
定価1500円(本体)
ISBN4-87783-020-0

最近、ちょっと名前を聞くようになったBluetoothの入門書である。製品も、この秋くらいから ちょろちょろ出初めて、来年以降に本格的にでるかも知れない無線通信に関する技術なのである。 という訳で、ちょっと斜めに読んでみた。

これだけではちょっと分からないであろう。Bluetoothというのは、その昔、デンマークと スウェーデンを武力を使わずに統一した王様の名前ということが書いてあった。

Bluetoothは、10m以内という至近距離の無線通信技術で、コード無しのヘッドホンとか、 部屋の中を動きながら自由に使えるための機器接続用の技術といったらいいのであろうか。 スウェーデンのエリクソン社が始め、 今ではBluetoothSIGなどもある。

Bluetoothの技術的説明をいくらしてもきりがないので、軽く知りたいだけの人は、 本書を読めばいいかと思う。普及するかどうかを判断できるようになるのは、来年に 半ば以降かと思うが、注目しておかなければいけないかも知れない技術には違いなさそうだ。 特徴は、性能を落して、小型・安価にできるところが特徴だろうか。

さて、本書であるが、今年の6月ころまでの動きが書かれているので、 本当に書き上げて出版されたばかりであることが分かる。もちろん、相当急いで、 発売時期を考えて、というか考えすぎて、執筆や編集にかなり雑なところが散見されたのである。 仮名漢字変換ミスとか、ゴミが残っていたり、日本語として繋がりが悪くて読み直す必要が あったりした。しかし、急いで作った本であるから、まあこんなものだと思う。

とっても初歩的な章が続くかと思うと、急に技術的な細かい話があったりするのだが、 この1冊で全部を何とかカバーしようという欲張りな本である。 まだ製品化の話はこれからなので、これを使ったサンプルとか実験的なものの紹介程度で 終っているが、この時期に出た本なので、これ以上のことは無理であろう。

内容的には、しっかりした入門書である。もちろん、もっときっちり読みたければ、 『Bluetoothハンドブック』が日刊工業新聞社から出ている。技術的な部分を読みたい 人はそれを読み、その他ビジネス的な面で調べたい人にはインターネットで調べるのが よいのではないかと思う。

Bluetoothが普及するかどうか、その結論は、あと1年くらいすると見えてくるだろう。 携帯電話、Palmに入ることはもう決定してしまってはいる。

2000年9月6日


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