読書感想文コンピュータ編パソコン
書名チップセットの秘密
著者安井健治郎
発行日2001年9月5日
編集株式会社インタープログ
発行元株式会社ディー・アート
頁数A5判
定価2000円(本体)
ISBN4-88648-623-1

本書は、入手したいきさつがちょっと違う。 息子の入試も終り、そろそろパソコンでも勉強させるかということで、入門書を探した。 「猿でもわかる」レベルの本が入門書コーナーに並んでいたが、さすがにJAVA息子には無駄としか思えなかった。 入門書のコーナーと、パソコンを自作するための本とが混在していたような状態だったが、 今のパソコンは適当にボードを差せば動くようなので、そういう本も無駄に思えてやめた。 そういう感じで見渡している間に見つけたのが、この本である。つまり、まったくの偶然である。 まあ、これなら購入しても、さらに読んでも少しは時間が潰せるかというくらいの軽い気持である。

3月に購入して、そのまま息子のところにあったのだが、何も感想を言わなかったから、 本書に対する息子の評価はさっぱりわからない。 邪魔だからというので、先日渡されてしまったので、つい斜め読みをしてしまった。 そして、息子の反応は結構正しかったらしいことを確認した。

内容以前に、編集、とくに文字校正くらいはすべきではないかと思った次第である。 まったく同じ文が連続して2回繰り返して出ることもあった。仮名漢字変換のミスは頻繁に見受けられた。 『てにをは』の使い方が理解できなくて、困ったこともしばしばだった。 もしかして、初校も無しの、著者原稿をそのままDTPに流し込んだだけなのだろうか。

さて、内容であるが、まあ、チップセットに関する『秘密』というより、入門書であった。 この本を読んで、ドライバを書こうとか、そういうことは有りえないし、そういう読者を対象とはしていない。 ちょっとBIOSのセットアップの時に、こまごまとした内容に関する理解をしてみたいという感じだと思う。

ハードウェアというレベルまでは書いていなくて、アーキテクチャの超入門的なレベルで押えている。 ほとんど同じ内容が、何個所かで繰り返し説明されることが多々あった。 丁寧と言うか、無駄というか、そういう感じは強くした。

チップセットの種類はたくさんあり、その上変化が非常に早い世界である。 本を書いている端から、新しいチップセットが発表されてしまうので、一般の人が詳細を勉強しても 仕方がないと言える世界である。が、知らないよりは知っている方が、パソコンを組み立てたりするには良い。

そう思って斜め読みして、最後に『チップセットの今後の動向』という章を読んでいたのだが、

最近、1U(19インチラックマウントケースの厚みを指す。1Uとは、約19cmの厚みのこと)タイプの‥‥‥

とあって、ほとんど椅子から転がり落ちそうになってしまった。 会社のサーバ室に行って、1Uのサーバを見てみたが、どう考えてもそんな厚さはなさそうだった。 1Uって、19cmではなく、その1/4程度しかなかったはずと思い、しっかりWEBで調べたら、 1U=44.45mm であった。

まあ、そういう感じの本であった。

2002年6月17日


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