読書感想文コンピュータ編パソコン
書名マザーボードの秘密
著者岩村益典 (台湾名:黄 孔明)
発行日2001年1ー月25日
編集株式会社インタープログ
発行元株式会社ディー・アート
頁数A5判
定価1800円(本体)
ISBN4-88648-628-2

これは、『チップセットの秘密』と一緒に購入したものである。

『チップセットの秘密』と同じところから出ているので、校正に関しては同程度の 品質でしかなかった。台湾人ならではの文章上の問題も残っていたが、内容を理解するのに 困るようなものではなかった。

この本は、マザーボードについての技術的な解説書ではない。 様々な技術の概略的なことは書かれているが、各マザーボードの解説などをやっているのではなく、 もっと全体的なこと、各マザーボードメーカーやCPUメーカー、チップセットメーカーなどとの関係 などがかなり丁寧に書かれている。

「マザーボードの設計・製造の秘密」の章では、たとえば、 PCB(print-circuit board)上の配線が最近はくねくねと曲がっていて、 できるだけ直線にすればよさそうなところを、 どうしてこんな無駄な配線をしているかの解説があったりする。 今はクロックがどんどん上がってしまったので、タイミングを取り、安定に動作するように さまざまな工夫がされていることが紹介されている。

本場台湾のマザーボードメーカーの事情などがあちこちに散りばめられていて、 台湾ではどういう感じでマザーボードが作られているかがなんとなく分かった気になり、 事情通になったつもりになれる本である。

読み物としては結構いけているかな。

2002年7月1日


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