読書感想文コンピュータ編パソコン
書名復活! TK-80
著者榊正憲
発行日2000年4月1日
発行元株式会社アスキー
頁数B5判横、64頁、CD 1枚
定価2480円(本体)
ISBN4-7561-3401-7

日本の最初のマイコンブームを起こしたTK-80の、Windows版のシミュレータである。 出版されると同時に、その存在は知っていたし、いつ入手しようかなとは思いつつも、 こんなのがあると、つい8080のプログラムを書きたくなってしまったらどうしようというので 入手を延ばしていたのだが、そろそろ確保しておかないと、後で楽しめないということで、 GETだけしておいたものである。

太古の昔からこういう世界に迷い込んだ者の常として、TK-80は随分触ったのである。 慣れていた頃は、ボード上にある5×5の25個並んだキーをほとんど見ずに操作できた。

これより若干前からマイコンに興味があって、TK-80を入手したころには、 8080についてはだいたい知っていたので、ちょこちょこパズルプログラムを ハンドアセンブルしては入れていた。

しかし、それだけでは詰まらないので、ROMの中を延々と解読したり、 インタープリタを移植したり、インタープリタにちょっと手を加えてコンパイラに 改造したりという程度のたわいない遊びをやっていた。1970年代の終り頃の話である。 というか、こんなものが世に出たために、まっとうな人生を送る予定だったのが、 マイコン→パソコン→UNIX→インターネット のような道に落ちてしまったのである。

現物は、もうだいぶ前に捨てられてしまい、悔しい思いをしていたのである。 それがシミュレータとして甦ったのである。早速ノートパソコンにインストール して、ちょっとだけ動作確認してみた。ずっと使っていたもので、説明を読まなくても、 簡単なことは覚えていたりするとは恐ろしいことである。

TK-80で遊んでいた頃は、 「再帰のお勉強」 にあるようなパズルプログラムを、ハンドアセンブルしてメモリに書き込んで、 延々と計算させていたものである。 ということで、今後の 「再帰のお勉強」 でのプログラミング環境はこれもいいなぁと思ったが、今のところ躊躇している状態である。 昔はこれで次々と数キロバイトにもなるプログラムを作っていたのだから、 暇、体力、根気だけは充実していたことを痛感する。 それにひきかえ、今は軟弱かつ贅沢になってしまったもので、 開発環境にもうるさくなってしまった。

パソコン初心者なんだから初心に帰らねば。

2001年11月10日


読書感想文コンピュータ編パソコン