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シリーズ | UNIX短編シリーズ |
|---|---|---|
| 書名 | Perl | |
| 著者 | 青柳龍也 | |
| 発行日 | 1997年3月3日 | |
| 発行元 | クオリティ株式会社 | |
| 発売元 | 工学図書株式会社 | |
| サイズ | A5判、121頁 | |
| 定価 | 1300円(本体) | |
| ISBN | 4-7692-0385-3 |
CGIで一躍脚光を浴びてしまったPerlであるが、多くのソフトハウスでは、 ちょっとしたPerlのプログラムも書けないのが現状なのである。この本は、ほ んの100ページ余りであり、そのようなソフトハウスの技術者でも読めると思 える位の量なのである。金取って仕事しているんだったら、適当な本なりマニュ アルがあればPerlくらい理解できなくてどうすると思うが、まあ、そういう人 でも読めるかもしれない。まあ、この本読んでチンプンカンプンなら、即座に この業界から足を洗った方がいい。
この本、十分薄い。そもそも、UNIX短編シリーズというのは、いかに少ない ページ数で一通りのことを書くかを目指しているような本である。その点では、 この本は非常によくできている。必要以上に高い所を目指さず、話題は文字処 理を中心に話が進んで行く。
CGIをPerlで書くときのことは何も書いていないが、PerlでCGIを書こうとす るなら、この本くらいのことは知ってなくちゃ、という程度のところまでに留 めている。といっても、最後の『第5章 UNIXの機能を使う』では、意識 的に逸脱しているようで、ここが理解できるようなら、この本は読む必要もな いだろう。
文字列処理と連想配列に大半のページ数を費やし、まあ、後はちょっとだけ 書いていて、抜けは山のようにある。まあ、本書のまえがきに、「本書では Perlの大事な部分だけを選び、丁寧に解説した」とある通りである。これを思 いきりやっていることが本書の成功であろう。
他の言語を知っていて、Perlだけ知らないなら、概略を一読して把握できる 本である。そういう人には、書いていないことは、man perl、man perlfunc などのオンラインマニュアルを見れば分かるであろう。そうでない人は、本書 を読み終えたら、さらに別の本を読むとかしないと、実際にプログラムを作る のは困難であろう。
要するに、入門書なのである。1300円にそれ以上期待するのは無茶である。
さて、本書の困ったことは、印刷についてである。Perlのプログラムという
のは、とにかく記号がやたらに使われるので、プログラム部分は非常に判読し
やすくしなければならない。
シングルクォート
プログラムが普通の英文のテキストのように印刷されていて、とくに空白は
わかり難い。プロポーショナルになっているのも、読み辛さを助長している。
アスタリスク
まあ、本屋でちょっと立ち読みでもしてみると良い。まあ、私の本を本屋で ずっと立ち読みで読了し終えた女性もいたようなので、そういう方なら、この 本も立ち読みだけで十分かもしれない。
1997年6月19日