読書感想文コンピュータ編Perl
書名Perlの国へようこそ
著者斎藤靖、小山裕司、前田薫、布施有人
発行日1993年4月25日
発売元株式会社サイエンス社
サイズA5判、266頁
定価2472円
ISBN4-7819-0697-4

私が最初にPerlをやったときに読んだのは、例のOreilyのラクダ本の原書で あった。それで、部分的に読んで、何とか使えるようにはなったのであるが、 もう少しちゃんと勉強しようとしていたときに見つけて読んだのが、この本 (旧版)であった。

本書(旧版)は、第1章入門Perl, 第2章初級Perl, 第3章中級Perl, 第4 章上級Perl‥‥と進んで行く。まあ、中級Perlまで理解できれば、日常の簡単 なツールなどを作るには困らないと思った。上級は、「Perlらしさ」とか、効 率などの追求に迫っている。

さて、本書の真髄はここまでの中にあるのではない。「第6章Perlトリック」 にあった。Perlに独自拡張をして楽しむためのノウハウなどが書いていて楽し いのであるが、ここまで読みこなす必要は一般のプログラマにはないであろう。

昨日、Perl使いで、現在Perlを教えているという者に聞いたら、やっぱり本 書は初心者の独習用には全然向かない。既に多数の言語経験があるハッカー的 人間にしか向かない本ということであった。

書名新Perlの国へようこそ
Perl5対応
著者斎藤靖、小山裕司、前田薫、布施有人
発行日1996年4月25日
発売元株式会社サイエンス社
サイズA5判、347頁
定価3090円
ISBN4-7819-0795-4

新版はまだ入手したばかりで、ほとんど使いこなしていない。一応Perl5対応 のPerl本で詳しいのを一冊欲しいと思って揃えたものである。

章の構成は全く変った。レベルごとに分けるのではなく、機能毎に分けて延々 と説明する方法になっている。つまり、ごく普通の本の解説の仕方になってし まったのである。

Perlは易しくもあり、どこまでも難しい言語でもある。だから、ちょっと勉 強して、あるていど使いこなせるようになろうと思った場合には、かなりきつ い本である。きっちり書こうとしているので、この解説のペースについて行け なければ、結構簡単に挫折してしまうに違いない。

逆に言えば、他のPerlの入門書を読んで、ちょっとだけ使えるようになった 人の第2冊目のPerlの本としては非常に適しているだろう。でも、かなりのコ ンピュータに関するバックグラウンドの経験や知識が前提になっているので、 自分の能力と相談の上決めた方が良いだろう。


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