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書名 | g!mp入門 |
|---|---|---|
| 著者 | 三浦一則 | |
| 発行日 | 1999年4月1日 | |
| 発行元 | 株式会社毎日コミュニケーションズ | |
| サイズ | B5判変型、192頁 | |
| 定価 | 2400円 | |
| ISBN | 4-8399-0180-5 | |
| 付録 | CD1枚(MAC用) |
最近人気が急上昇のgimpですが、なかなか本は出ませんでしたが、やっと出 ました。それで、一応入手したのですが。。。。。
内容、編集いずれも相当劣悪な本であった。このレベルでも本になるという ところが参考になるというレベル。某できるシリーズとかのイメージを狙った のかもしれないが、画面イメージをベタベタ並べて、その間に若干の説明があ るのならまだ良かったが、それよりもはるかに下、下の下だった。この原稿を 渡されたら、私だったら即ゴミ箱へ捨てるが、ボツにしなかった編集の心の広 さには感心する。
説明は極端に少ない。比較対象として、同じ出版社の『一週間でマスターす るPhotoshop5.0』のストーリーと同じことをgimpでもやってみるという章だけ が内容が少しあるくらいだった。
索引はない。それなら読む本かというと、そうではない。まったく良く分か らない本である。機能や操作の説明は、極めて少ないので、それほど参考にな るとも思えない。
著者は、コンピュータ操作等には慣れているようだが、本を書き上げるとい うことにはどう考えても慣れていないと思われる。もしかすると、初めてかも しれない。
もう少し具体的に書いておこう。
メニューからではなく、たくさんの機能にショーカットが用意されている。 各機能を説明するのに、タイトルがわりにショートカットとして、キートップ のイメージを使っているのは良いが、その左に、いちいちShortcutと明示する 神経は分からぬ。見出しになる位置に、200%も無駄なことを並べる意味がある のだろうか。そんなことに場所を使うくらいだったら、機能名でも書くべきで ある。
校正がちゃんと行なわれていない。少々でない馬鹿なミスも多い。校正作業 を一通りするだけで絶対消える筈の日本語上のミスも残っている。突然助詞で 始まる日本語は、私の頭では分からん。
それに、『ペジュ』なる言葉が出てくる。Bezier の訳らしいのだが、グラ フィックスの初心者でもある私は、何十年来『ペジュ』と訳した者は知らない。 全巻通して『ペジュ』としているんだから、自信を持って『ペジュ』と訳した らしい。正しくは、Bezierの 最初の e の上にアクサンテギューがついている から、ベジエ、ベジィエ、ベジェとなる筈なんだが、『ペジュ』は分からん。 ベジュならまだ何とか分からぬでもないが。
画面イメージは、本当に画面イメージのままであり、ほとんどの場合、イメー ジ1枚だけである。画面イメージ中に、普通なら説明のための線が入ったりす るものだ。また、1枚のイメージで分からないと思われる場合には、比較のた めに2、3枚のイメージを普通なら並べたりする。
紙質は必要以上に良いが、そんなことで2400円もふんだくられたらたまらな い。そもそも、ページ数が少な過ぎる。イメージも説明もあまりに足りない。
総評:誰か、もっとちゃんとしたgimpの本を書いて欲しい。今のところ ここが一番かな。 The Gimp User Manual 日本語版 v1.0.0も大いに参考にされたい。これら無料で見られる方が無限倍まとも である。いやいや、こんな本と比較すること自体が間違いである。