読書感想文コンピュータ編その他(トラブル本)
書名オブジェクト指向からエージェント思考へ
著者本位田真一・大須賀昭彦
発行日1998年5月20日
発行元ソフトバンク株式会社
頁数四六版、176頁
定価1400円(本体)
ISBN4-7973-0575-4

本書は、オブジェクト指向の後に来るとか言われているエージェント思考を とってもやさしく書いている本である。非常にやさしく、挿絵がふんだんに使 われていて、やさしいというより極めて単純な例で示している。だから、ホイ ホイ読めてしまって、立ち読みで終わってしまうかも知れないような本である。

もちろん、そういう書き方の本であるから、この本を読んだからエージェン ト思考で何かができるようになるというものではなく、エージェント思考とは 何かが薄ぼんやりと分るというものである。いまだにエージェント思考につい て共通のはっきりした理解はないらしいが、そういう状態の分野についての入 門の入門レベルの本である。

だから、そういうつもりで読めば、それなりのもやもやとした知識が漠然と 付くかなという本である。参考文献が少し載っているので、それをさらに読み 進めば何とかなるかも知れないなと思う。私自身もエージェント思考について 良く知らないので、あまり何も書けない。

1998年10月9日


読書感想文コンピュータ編その他(トラブル本)