読書感想文コンピュータ編その他(トラブル本)
書名 ようこそ量子
量子コンピュータはなぜ注目されているのか
著者根本香絵、池谷瑠絵
発行日平成18年12月15日
発行元丸善株式会社
頁数新書判、208頁
定価760円+税
ISBN4-621-05375-2

だいぶ前から、量子コンピュータの話はちらほら聞いていたが、 ちゃんと本を読んだとかはなかったので、極めてもんやりとしたイメージしかなかった。 まあ、直ぐに仕事と直結することもないだろう。 パズルには使えるかも知れないんだけれど、でももちょっと先かなと思っていた。

しかし、つい本屋で、この本を見付けてしまった。 本来ならちゃんと立読みしてから買うのだが、 今回はそのとき時間もなかったので、さっさと購入してしまった。

道頓堀までの出張ついでに読もうかと思って、出張の前日に読み始めたら、 出張する前に読み終えてしまった。これでは困る。

という訳で、内容はとてもやさしい。というか、ほとんど内容がなかったというか、 内容までとても量子的にぼやけていて、知識も雑学も増加しなかったような気がしている。

いまでもだいたいムーアの法則に従ってコンピュータの 小型化=高性能化 が進んでいて、 2010年台には量子のスケールになるので、量子の性質を使ったコンピュータにならざるを えないことだけは分った。

量子コンピュータについてもうちょっとだけでよいから 詳しく説明している本をそのうち読まねばと思っただけであった。 暇潰しにもならなかったし、困ったものだった。

2006年12月28日
読書感想文コンピュータ編その他(トラブル本)