読書感想文コンピュータ編UNIX & X
書名GTK+
ではじめるXプログラミング
著者竹田英二
発行日平成11年6月25日
発行元株式会社技術評論社
頁数B5判変形、243頁
定価2780円(税抜)
定価CD-ROM 1枚(GTK+,GNOME,本書プログラム他)
ISBN4-7741-0789-1

本書は、日本語で出た最初のGTK+のプログラミングの本であろう。そう いう意味では、大いに価値がある。日本語の解説書がないと、かなり頑張ろう という気がないと勉強する気にはならないのであるから。

GTK+には様々な機能があるようであるが、本書で扱っているのは入門的 な部分だけである。200ページ程の本文で解説するのは相当に無理があり、 主要なところを駆け抜けたような説明である。あと2倍くらい詳しく解説して 欲しいところである。

易しいところから始まって、主要なところを解説しているのであるが、詳細 はプログラムを見て、のこりはCDに入っているドキュメントを見て下さい、と いう感じであろうか。解説は荒いが、プログラムはしっかりしているようだ。

編集的な面で言うと、DTPで編集しているのがもろに出ている個所が何箇所 もあった。それも、プログラムリストのところである。プログラムの部分は英文と 同じように調節されてしまうと、非常に見づらい。長い行が、2行に表示される とき、変に調整されてしまい、プログラムリストとしての価値がぐ〜んと下がる ことが良くある。まあ、この本に限ったことではないが。

あと1つは、リストが、濃いめの灰色のベタに白抜きで表示されている。こ れがかなり見難いのである。一見格好いいのだが、見難いし、本に書き込みす るのにも困る。

GTK+のプログラミング入門書として評価はできる。入門の続編としての 本が望まれる。

1999年8月2日

読書感想文コンピュータ編UNIX & X