読書感想文コンピュータ編UNIX & X
書名UNIXネットワーク
システム管理のための基礎知識
著者ブルース・H・ハンター、カレン・B・ハンター
訳者今泉貴史
発行日1998年3月20日
発行元株式会社トッパン
頁数B5版、327頁
定価3200円(税抜)
ISBN4-8101-8601-6

やはりネットワークはUNIXでなくっちゃ、ということでUNIX関係のネットワー クの勉強をしようとする人も多いであろう。本書は、今年3月に出版されたば かりの本で、UNIXネットワークだけについて1冊を費やしている。これは期待 できるかな。

そう思って読み出すと、非常に読み辛いのである。日本語が、なんだか自動 翻訳のような感じで、時々何をいいたいんだというような表現にはぶつかった り、とにかく読むに耐えなかった。

提供される情報量に関しては、一般のユーザにとっては詳し過ぎるが、シス テム管理者にはかなり不足気味である。システム管理者が必要とする情報、あ るいはそのための手がかりが十分に書かれているかというと、この点でもかな り不足であり、中途半端な感じは否めない。

さて、そのくらいだったら、まだ時々お目にかかれる本であるが、ぱらぱら とめくっていくと、Xウィンドウの話があるので見ていたら、X10とX11の比較 などが載っている。性能としては4ミップスは必要で、とかが出てきた。今時 そんな低速マシン、どこに転がっているのだろうか。この本は、386の時代 の本ではないかなと疑問を持ってしまった。

それで、原書はいったい何時書かれたのかと調べたら、Copyright 1994 に なっていた。もう4年も前に書かれた本である。ネットワーク関係は大いに変 化しているので、この分野で4年は大昔である。原書は、Prentice Hall から 出ているので、インターネットで調べたら、もう原書は絶版のようであった。 アメリカで絶版になってしまった本をいまさら翻訳して出すなんて、とんでも ないことだ。

1998年4月7日

読書感想文コンピュータ編UNIX & X