洋書独書記録

Frances Hodgson Burnett


書名 A Little Princess
著者Frances Hodgson Burnett
初出1905
発行Aladdin Paperbacks, Simon and Schuster
頁数312ページ
定価US $4.99
ISBN978-0-689-84407-2

"A Little Princess"、邦題『小公女』は、題名は知っていたのだが、内容についてはまったく知らなかった。

Burnettのもう1冊の代表作である。じつは、この本が、”The Secret Garden”と同じ著者だったことは、 読み始めて始めて知ったのである。

主人公Saraのママは、Saraが生まれたときに亡くなった。昔の小説では、非常に多いシチュエーションなのだが、 現実にも、昔は子供を生むということは大変な危険を伴うことで、小説にもそれが反映されていたのではないだろうか。

パパはとても金持ちで、インドで優雅な生活をし、一緒に暮らしていた。 大きくなって、教育を受けるためにロンドンの学校(?)に行くのだが、とても金持ちだったので、 特別扱いされる。つまり、他の生徒と一緒に寝起きするのではなく、特別室があてがわれ王女様のような寄宿生活を送る。

パパはダイヤモンド鉱山を持っていて、、、、ということだったが、Saraの誕生パーティをしているときに、 パパが死んじゃった連絡が入る。それだけではなく、無一文になってしまったことも伝えられる。

それから、一転して、下女、奴隷みたいな生活になり、屋根裏部屋に住むことになってしまう。 この転落あたりから、読んでいて面白くなった。要するに、事件がいっぱい起きる。 みんなにこき使われるのだが、それでもめげることなく、屋根裏部屋でネズミと親しくなったり、 いろいろなことが起き、最後にミラクルが起きて、本当のprincessになるのである。

さて、英語のほうであるが、英語自体は古さはあるが、普通であった。 しかし、Saraはインドで育ったため、インドの話が出てくる。 ヒンヅー語(?)が出てきたり、インド特有の単語が分からなかったりして、 話を理解するのにちょっと困ったりした。 辞書を引いても出てこないので、無視して読み進めた。

著者のBurnettは、もしかして、非常に外国や言語に詳しかったのであろうか。

2008年9月20日

書名 The Secret Garden
著者Frances Hodgson Burnett
初出1909
発行Wordsworth Editions
頁数221ページ
定価U.K. £ 1.99
ISBN1-85326-104-1

日本語では『秘密の花園』という題名で知られているバーネットの児童文学書である。 映画は当然だろうが、NHKがアニメを放映したことは、Wikipediaで知った。

植民地のインドにいた少女Maryは、両親がコレラで死に、ヨークシャーにいる伯父 さんに引き取られる。とんでもない広い屋敷で、広大な庭もあるのだが、 その中に鍵が掛かっている庭があるのを知る。 そして、鍵のありかも見つけて、その庭に入って、荒れ果てた庭をよみがえらせる話だ。 こっそり鍵を見つけて、だれにも見つからないように入っているので、The Secret Gardenである。

おとなたちには秘密にしているのだが、動物と話ができる少年Dickonと、 伯父さんの非常に病弱な息子Colinとで、この庭をよみがえらせる。 そして、病弱なColinもとても元気になっていく話だ。

というのは普通の解説であるが、舞台がヨークシャーということで、 『ヨークシャー語』がとても頻繁にでてきて、 「さて、どういう意味だろう」と思うことがしばしばであった。 ヨークシャー語というのは、要するに古い英語のようなものらしい。 そのため、分かったような、分からないような状態になってしまう。

Maryはインドからやってきたので、ヨークシャー語はよくわからなかったのだが、 次第にヨークシャー語も話すようになって、どんどんヨークシャー語の割合が たかくなってしまうという本である。

児童文学ということなので、やさしい普通の英語で書かれているに違いないと 思い込んで読み始めたのは大きな誤算だった。 まあ、古い英語に強くなった(?)と思っておくことにしょう。

2007年7月18日

洋書独書記録