洋書独書記録

Jean Webster


書名 Daddy-Long-Legs
著者Jean Webster
初出1912
発行1989 Puffin Books
頁数185ページ(本文)
定価U.K. £4.99, U.S.A. $5.99
ISBN0-14-037455-8

和訳の題は『あしながおじさん』である。 また、著者 Jean Webster は、Mark Twain の姪であり、1912年に本書"Daddy-Long-Legs", 1914年に続編である "Dear Enemy" を著し、1915年に結婚、1916年に娘を生むも、 childbirth fever(産褥熱. さんじょくねつ)で亡くなってしまった。

あしながおじさんというと、どうしても育英資金のイメージが強く、 読んでいないのに、なんとなくイメージが固まってしまっているようで、 これでは不味いと思い、読んでみた。

どうも幼い女の子に教育資金を提供したようなイメージがあったのだが、 表紙の絵をみると、もっと年上の、大学生ではないかと思われるような絵になっている。

孤児院の最年長である Jerusha Abbot は、もうじき高校を卒業するのだが、 本来ならもう孤児院をとっくに出て行く年令である。 孤児院を資金的に支援している人の集まりが毎月あり、 ちょうどその日のできごとから本書は始まる。

Jerusha Abbot をどうするかについて、 ある紳士が大学進学資金を提供しようということになった。 大学の費用および生活費(こづかい)を提供しようと言うのである。 しかし、誰であるかは秘密になっている。 この支援をうけるための条件は、大学での生活を毎月手紙として書き送ることだけである。 しかし、その紳士は、手紙を書くのは嫌いなので、返事はしない。

なるほど、そういう話だったのかというのが、遅まきながら分った。 そういう訳で、本書は、手紙だけで成り立っているのに納得ができた。

大学へついて、手紙を出そうと思ったが、相手の名前は聞いていない。 しかし、それでは書きにくいので、わずかに分っている背が高いということから、 Dear Daddy-Long-Legs の呼びかけで手紙を書き始めた。

手紙については、大学生活4年間、ずっと出す訳である。 約束の月1回数よりも多くなってしまう。 授業、寄宿舎の生活だけでなく、作家になりたくていろいろ努力していることや、 休暇にあちこちに遊びに行った話など、 とりとめもなく書き綴るのである。

1回の手紙は、1〜2ページの長さしかなく、また説明のための絵も沢山はいっているので、 読むのに圧迫感はあまりないのだが、とりとめもなく書き綴られていて、 話についていけないことがよくあり、頭は適度に混乱してしまった。

それでも、次第に Daddy-Long-Legs に恋していく様子が出ている。

さて、本書の結末であるが、最後には、Daddy-Long-Legsが誰だか分るのである。 今まで何度も会あったことがある人だったのが分り、 最後の手紙がラブレターの形で書かれている。

さて、本書には、続編 "Dear Enemy" がある。邦訳は『続あしながおじさん』である。 読むかどうかは、今のところ不明である。

英語であるが、やさしい本との思い込みが強過ぎたためか、思ったよりも手強かった。 知らない単語が結構でてきたのである。確かに一部は今ではあまり使われない単語であったが、 語彙数はそれなりに要求される本であった。

2008年3月23日

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