洋書独書記録

Khaled Hosseini


書名 The Kite Runner
著者Khaled Hosseini
初出2003
映画化2007 邦題:『君のためなら千回でも』
頁数401ページ(本文)
定価$7.99US
ISBN978-1-59448-301-1

映画『君のためなら千回でも』オフィシャルサイト

アフガニスタン、凧、そしてベストセラーらしいというだけの情報で何となく読み始めた。

読み始めは大変だった。英語が難しい。そして、それ以上に、背景知識、イスラム教、 アラビア語などが出てきて挫折するのではないかと思いながら読み進めた。 英語以外の部分はイタリックで書かれているのだが、結構頻繁に出てくる。 どう発音するのかも分からない。 一部は挨拶や固有名詞らしいのだが、そうでなさそうなのもある。 イタリックの後に、英語で補足されている場合は助かるが、そうでないことも多く、 イタリックは全部無視して読み進むことにした。

主人公Amirが戦場になったアフガニスタンを父とともに逃げだし、 アメリカに行くあたりまではストーリーがいまいち把握できなくて、 読むのが苦しかったが、それでも続けていると、何となく分かった気になるから不思議である。

Amirは、子供のころ、Hassanとよく遊んだ。アフガンの正月の凧合戦では、 Hassanと一緒に戦って、優勝したのだった。 が、そのとき、Hassanは悪童に襲われてしまう。 そして、Amirはそれを助けられなかったのを、ずっと後悔することになる。

アメリカに移り住んだAmirが、Hassanが殺されたが、 Hassanの息子のSohrabを引き取ろうとしてアフガンに戻るのだが、 このあたりから次々とトラブルが発生する。 Sohrabがタリバンに売られたことが分かり、取り戻しに行くシーンは読み応えがあった。

とにかく、後半は非常に盛り上がる。 アフガンからアメリカへ何とかSohrabを連れ帰ろうとするのだが、 次から次へとトラブるが発生する。このトラブルがアフガンの現実そのものではないかと思わせるのだ。

根底には民族紛争があるのだが、それを伝えようというのはあるのだが、 後半のストーリー展開の早さに釣られて読み切ってしまった。

ベストセラーになり、映画も大きな反響を呼んだ(アフガンでは上映禁止)のも、納得できる本だった。

2008年9月7日

インターンシップ体験記


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