洋書独書記録

Robert T. Kiyosaki


書名 Rich Dad Poor Dad
著者Robert T. Kiyosaki
初出1997
発行Inteernational Mass Market Printing: September 2001
頁数266ページ(本文)
定価$7.99 US
ISBN0-446-61109-3

著者公式サイト http://www.richdad.com/

邦訳『金持ち父さん貧乏父さん』の原書である。

もうずっと「貧乏父さん」をやっているので、そろそろ「金持ち父さん」にならなくては と思った訳ではないのだが、とりあえずどういう事を書いているかだけ知りたくて読んだ。 経営、会計関連の用語がいっぱい出てくると挫折するかもと思いながら読みはじめた。

超高学歴なのに貧乏な父さん、非常に裕福な父さんという2人の父さんがいて、 この2人の影響を受けながら育ったのだが、 2人の父さんは往々にして言うことが正反対である。 子どもとしてはどちらに従うか難しい立場であるが、 金持ち父さんの言うことに従うことにして、金持ちになれましたという話。

この本では、Rat Race という言葉が良く出てくる。 辞書を引くと、過当競争とか訳されているが、 ハムスターが回し車(ホイール)の中で延々と走っている姿を想像した方が良い。 このホイールは、いくら回ってもゴールがない、永久に続くのである。 貧乏父さんは、自らがこういう状態になっているのに気がつかず、 この状態から抜け出そうとしないから永久に貧乏父さんを続けることになる。

The poor and the middle class work for money.
The rich have money work for them.

給与を受けとるために働くのではなく、何等かの投資をしなさいということなんだが、 やみくもに投資してもどうにもならないので、ちゃんと勉強をしなさいとも。

どこの親もそうなのかも知れないが、2人の父さんも、勉強しなさいと言った。 しかし、何を勉強するかは全く違った。 超高学歴なのに貧乏な父さんは、勉強して、良い会社に入って、 高い給与を貰えるようになることを望んだ。 金持ち父さんは、学校の勉強ではなく、社会やビジネスの仕組、からくりを しっかり勉強することを望んだ。

You become what you study. (確かに、そうなると思う)

この本を読むと、学校教育がいかに貧乏父さんを量産しているかを教えてくれる。 そういえば、このところ大学が研究、知財を金儲けに結びつけようとしているが、 元々貧乏父さんを量産する組織なので、殆どはうまく行っていないようだ。

さて、英語の方だが、経営、ビジネス用語はわずかしか出て来ないし、 英語もだいたい平易なので、読みやすかった。

2007年7月16日
洋書独書記録