洋書独書記録

Norman Doidge


書名Long for This World:
The Strange Science of Immortality
著者Norman Doidge
出版社Ecco    紹介ページ
初出2011/2/15
頁数320 page
定価1981円(新版ペイパーバック、アマゾン)
ISBN978-0060765392

2014/12/17

読書メモによると、2013年夏に読んでいる。 ここに、そのときのメモをコピペして集めたものだ。


2013/7/12

次はどの本を読もうかと本棚を発掘したら、こんな本が出てきた。
IMMORTALITYの本である。
人は現状ではせいぜい120年程度の寿命なのだが、それをぐ~んと長くすることについての本らしい。

この手の本には、まったく科学を無視したものが多いのだが、どうもこれはそういう類ではなさそうなので、入手して積ん読していたものだ。

まだ1章を読んだだけで、ケンブリッジでそのような研究をしている人の紹介と、不老不死の研究はすでに何千年も行われているなどがあり、導入にしか過ぎず、まだなんとも言えない段階。


2013/7/16

3部に分かれていて、第1部を読み終えた。 まだ、実質的な説明はほとんど出てこない。

昔から、「老化、不老不死」などの研究は盛んだったが、これといった成果が上がらなかった。 しかし、2重らせんの発見以降、細胞レベル以下の詳細な状況が分かるようになって、状況が変化してきている。

ミトコンドリアの説明がちょっとあった。 単細胞生物に死はないらしい。 多細胞生物になって、死が出てきたようだ。死とは、要するに機能不全か?
しかし、ごく一部の多細胞生物、といってもかなり単純なやつだが、老化しないものがいるらしい。その1つがヒドラだ。

ということで、第2部は、ヒドラについて延々と解説があるようだ。


2013/7/19

最初の章を読み終えた。
だが、しかし、HYDRAの説明は、章の最後の方で、やっと触れるだけだ。
なんだか、準備というか、前置きというか、気を持たせるばかりの本だ。
いつになったら本題に入るのか、そればかりが気になる。
やっぱり「本は後ろから読むもの」と思ってしまうではないか。


2013/7/22 『人間は1千生きられる』???

人間の老化を取り除く話が、結構科学的に書かれている本である。

細胞内で老化にまつわるものはいろいろあるのだが、その中でも重要なのがミトコンドリアだ。ミトコンドリアは、細胞内にある細胞だ。だから、ミトコンドリアには独自にDNAを持っている。
細胞が、他の細胞を取り込むということはいろいろあったのではないかと思う。そのとき、飲み込まれた細胞のDNAは、飲み込んだ細胞のDNAに組み込まれたりするらしい。DNAを取り込んでしまえば、もう細胞は用無しだから、廃棄されるのかな。

しかし、ミトコンドリアは、細胞内細胞としてずっと残ってきた。
ミトコンドリアは、ATPを作るのだ。要するにエネルギー、若さだ。
だが、ミトコンドリアにゴミ(?)が貯まって、機能が悪くなって、結局若さがなくなり、老化しちゃうらしい。

あ、それから、アポトーシス、要するに細胞自体を死に至らしめるのにも関係しているらしい。なあに、細胞はどんどん入れ替わっているのだから、当然のことなのだ。これが、ちょうど良い塩梅になっていれば、若々しい肌を保てるというものだ。
要するに、老化は、様々なゴミが細胞内、あるいは細胞間に溜まることらしいのだ。要するに、体という建物の中がゴミだらけになるのだ。ゴミそのものは着々と作られるのだが、それを捨てる機能が低下して、老化に繋がるらしいのだ。だから、捨てる機能をちゃんと維持する、あるいは何らかの方法でゴミをきちんと排除すれば、老化しなくなるのだ。

あ、老化しない生物、ヒドラの説明は、まださっぱり出てこない。


2013/7/24

永遠の生命をもつとか言われている多細胞生物ヒドラの部を読み続けているのだが、ヒドラの説明がさっぱり出てこない。

でも、細胞を老化させないためには、なにより細胞という部屋の掃除が大切で、それに効果のある物の研究が進んでいるようだ。だが、副作用があったりで、なかなか大変なようでもある。


2013/8/7

老化に関する研究者にも色々な考えの人がいるようなのだ。
寿命をどんどん延ばして、ついには不死にしてしまおうという研究者もいれば、老化のメカニズムには興味があるが、不死をちっとも目指していない研究者もいる。

また、寿命が、500年、1000年となってしまうと、これはこれで大問題のようだ。次々と世代が入れ替わっていくという大前提が崩れてしまうのだ。寿命が1000年だったら、200年くらいかけて勉強して、500年くらい働いて、300年くらいをのんびりと過ごすのであろうか。

まあ、すぐにそういう時代が来るわけではないが、寿命が100年になるのは夢物語ではなくなりそうだ。


2013/8/8

老化に関して、確かにいろいろなことが書かれていたが、遺伝子レベル、分子レベル~細胞レベルでの詳細な研究はまだ始まったばかりで、これからの分野である。だから、いろいろなことが紹介されていて、老化研究者も色々いるようだった。
老化は病気の一つだろうか?

長寿、さらには不死になってしまったら、それはそれで別の問題がいっぱい発生するようだ。
いろいろな問題があるが、医薬品業界にとって、たぶん最大の市場だから、巨額の投資が行われ、まだ当分は寿命が伸びそうだ。

前半のワクワク感覚に比べて、後半はなんだか物足りないまま終わってしまった。


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