洋書独書記録

Lynne Truss


書名 Eats, Shoots & Leaves
著者Lynne Truss
発行2003, GOTHAM BOOKS, Penguin Group
頁数204ページ(本文)
定価US $11.00
ISBN1-592-40203-8

本書は、表紙にパンダが2匹描かれていて、何だか児童書のような雰囲気がある。 そして、タイトルは、Eats, Shoots & Leavesである。 右に、表紙の拡大図を示す。

実は、この本は、児童書ではない。 洋書の場合、裏表紙に、本の解説というか宣伝文句があるので、その部分紹介しよう。

A panda walks into a café. He orders a sandwich, eats it, then draws a gun and fires two shots in the air.
"Why?" asks the confused waiter, as the panda makes towards the exit. The panda produces a badly punctuated wildlife manual and tosses it over his shoulder.
"I'm a panda'" he says at the door. "Look it up."
The waiter turns to the relevant entry and, sure enough, finds an explanation.
"Panda. Large black-and-white bear-like mammal, native to China. Eats, shoots and leaves."

So, puctuation really does matter, even if it is only occasionally a matter of life and death.

要するに、Eats, Shoots & Leaves と書かれているのを見て、 食べて、弾を撃って、去っていく訳だが、何か誤解があるだろうか。

ということで、本書はpuctuation(句読法)の本である。 句読点をどう使うか、あるいは使うべきでないかを解説している。

そもそも、英語で句読点といった場合、何があるだろうか。 . , : ; ? ! - &rsquo &rdquo からイタリック、スマイリー(顔文字)までと 幅広い。スマイリー(顔文字)のことは、emoticon (emotion and icon) とも言うらしい。 この本を読んで学習できたのはこの単語だけかもしれない。

それにしても、句読点の種類は日本語より多い気がする。 ; の使い方など、説明を読んでもほとんど分らなかった。 いや、それ以外もあまり分らなかった。 puctuationは、非常に難しく、 ネイティブの人も良く間違えるというのが分かったのでちょっと安心した。 言わんとしていることは、必要以上に句読点で細工をしないようにという 戒めの本であった。

さて、本書の題名でもある「Eats, Shoots & Leaves」であるが、 どう解釈するのが良いのであろうか。 拡大した表示の方で、梯子に登っているパンダが、「,」を消している。 要するに、「A, B & C」となっていると、食べる、撃つ、去ると 3つの動詞の並置と考えてしまうだろう。しかし、こうではなくて、 「,」を消して、puctuationの正しい用法に直して、 意図した意味が伝わるようにしようという表紙の絵なのである。

どういう意味を伝えたかったか分かっただろうか? なお、本文中には、答えも直接的な解説は存在しなかった。

英語に関しては、見掛けと違って、かなり難しかったので、無視して読むことが多かった。 文法書よりさらに先の修辞法の本、それも英語を日常使っている人が、 puctuationについて、冗談をいっぱい交えながら書いているので、 正確な理解は到底不可能な部分が数限り無く出てきた。

2007年8月28日
洋書独書記録