洋書独書記録

Alex Shearer


書名 The Great Blue Yonder
著者Alex Shearer
初出2001
発行Macmillan
頁数182ページ(本文)
定価UK £4.99
ISBN0-330-39700-1

今回も少年少女向けのやさしい本である。 どうもこの程度が私には合っているようだ。 なにしろ、小さな字でいっぱい印刷されている大人向けの本は、 もうそれだけで避けてしまうのだ。

本書は、トラックで跳ねられて亡くなった男の子Harryが、 なんとかこの世に戻って、お姉ちゃんにお別れをしようという話である。 それというのは、お姉ちゃんと口喧嘩をして、お互いに「死んじまえ」と言いあい、 Harryは自転車で家を飛び出したら、トラックに跳ねられて本当に死んじまった。

気が付いたら死んでいることがわかるのだが、 このあたり、つまり死後の世界がどういう風に描かれているのかちょっと興味深い。 死後の世界は、文化あるいは宗教により色々あると思うのであるが、 それを子供にどう表現しているのか、ちょっと知りたくなって読んだ訳である。 あの世(?)にたどり着くと、受付の机があって、 そこでコンピュータに登録しなくちゃいけないらしい。 あの世も、時代とともに進歩していくものらしい。 でも、受付係は一人しかいないため、亡くなった人の長い列がある。

Harryは現世に戻るのだが、死者、つまり幽霊は現世が見えるのだが、 もちろん生きている人からは幽霊は見えないのである。 実は、この世にやり残したことのある幽霊がたくさんいる。 でも、なかなか知らせる方法がなくて、うまくいかないのだが、 それでも何とかHarryは思いを伝えることができた。 どうやって、思いを伝えたかについては本書を読まれたし。

2006年9月24日
洋書独書記録