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書名 | Absolute Zero and the Conquest of Cold |
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| 著者 | Tom Shachtman | |
| 発行 | 1999, First Mariner Books editon 2000 | |
| 頁数 | 本文240ページ | |
| 定価 | $14.00 | |
| ISBN | 978-0-618-08239-1 |
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読み終わって初めて裏表紙の簡単な著者紹介を読んだら、25冊もサイエンス関連の本を 出しているようであった。ならば、ホームページも当然あるだろうということで調べたら、 ちゃんとあった。
また、この本のための専用サイトと思われるこんなのもあった。 まあ、こんなことはどうでも良くて、内容なのだが、低温、冷蔵から始まって 絶対零度への挑戦に関する科学史、科学技術史、さらには科学技術経済史という感じであった。 人物紹介は非常に多く、ガリレオ(温度計)から始まり、アインシュタインも出てくる。 有名なところでは、ボイル、ファラデー、など多数出てくる。日本人では、 江崎玲於奈氏が出てくる。 個人的には、ランダウがでてきて、交通事故にあって昏睡状態に陥るのだが、このとき、 あのソ連が鉄のカーテンを突如取り去り、ランダウを何とかしてくれとアメリカに 泣きついたのを思い出した。この事故で、急にランダウにノーベル賞を与えることに 決まったことが書いてあった。ノーベル賞を受賞していないことが不思議なような 物理学者だった訳で、ノーベル財団が急遽ノーベル賞を追贈しようとした訳である。 まるで、某国の勲章みたいな感じである。 科学史とくに経済と冷蔵に関する既述はなかなか面白い視点であった。 なぜ市場の朝は早いのかの説明がたっぷりしてあった。 それは、食糧品を市場まで運ばなければいけないのだが、 生鮮食料品を運ぶのは、昔は大変だったのである。 運搬するときに非常に傷みやすい。どういうふうに運べば傷まないかというと、 気温が一番低いときに運ぶと痛みが少くて済むので、そうなったとある。 19世紀から都市の人口が急激に増加するのだが、それは冷蔵技術の発達が支えた との説明がある。どこまで本当かは分らぬが、昔は天然の氷を冬にたくさん溜めて、 夏に大量にニューヨークなどに送ったそうである。 その量や、製氷会社の発展ぶりなどの紹介が結構詳しい。 しかし、表題にある「絶対零度」に関しては、科学的な説明はほとんどなくて、 誰がどのくらい絶対零度に近づいたとか、そういう話ばかりがやたらに多くて、 そうとうガックリの本であった。そもそも1枚の図もない本なので不安があったのだが、 まったくその通りだった。そういえば、目次の次の見開きが、年表になっていた。 2008年5月3日 |
ナンプレ問題 |