洋書独書記録

Allan + Barbara Pease


書名 why men don't listen and women can't read map
著者Allan + Barbara Pease
初出1999、英国、Orion-PTI
発行2001、 Orion Books Ltd, 2005 9刷
頁数300ページ
定価U.K. £ 7.99
ISBN0-75284-619-1

『話を聞かない男、地図が読めない女』が主婦の友社から出ているが、その原書である。 翻訳書の方は話題になったが、話題になった本など読みたくないので読んでいない。 でも、英語なら、読みやすければ読むかということで読んでみた。

英語はとても読みやすい。脳、医学関連の単語が若干出てくるが、 本書を読む前に

  • "RIGHT HAND, LEFT HAND" を読んでいたので、本書を読む上で参考になった。 というか、この本の方がはるかにやさしい英語で、内容もやさしい。

    医療画像処理が随分発達し、 脳の働きを簡単に観察できるようになってきた訳だが、 そういう事情をベースに、男女の脳の違いと、 その行動や思考の違いについて書いた本である。

    一言で言えば、人間のおこなうあらゆる行為や考えは、 遺伝子やホルモン、脳内の化学作用に過ぎないという、 極めて現実的なというか、身もふたもない書き方をしている。 そりゃあ、そうに決まっているのだが。

    そして、それをベースに、男女の違いを述べている。 脳をスキャンすると、男女の脳には形がそもそも異なっていて、 男脳は右脳左脳の接続が不自由になっているが、 女脳では右脳左脳間の接続はしっかりしている。 このあたりから、多くのことが説明がつくらしい。

    脳がこのようになったのは、長い間の人間の生活、 要するに生きのびて行くためにそのようになってきたのだが、 不孝なことに、現代社会は人間の遺伝子がそのように変化を遂げたころとは 全く違ってしまった。 とくに、男脳は現代社会との相性が悪く、多くの男は社会から落ちこぼれるらしい。

    この本は、そういう風に、脳の構造などを元に、 色々なことを述べるのもあるが、 目指しているものは、男女関係をスムーズにすることである。 その為には、パートナーの脳と自分の脳の違い(男女の脳の違い)を理解することが、 理解不能と思われている異性の理解に繋がり、幸せになれるのである。

    男だから必ず男脳、女だから女脳とは限らない。 そこはちゃんと脳をスキャンしてもらい、いずれかを自分で知っておくことが必要だね。 さて、私の脳はどちらなんだろう?

    2006年4月7日
    洋書独書記録