『パソコン初心者の館』

メール爆弾対応について

2006年5月頃よりメール爆弾を執拗に送りつけてくる輩が現れた。 本当にウザイやつである。多い日には、1日に1万通程度送って来る。

大抵は、プロバイダのダイヤルアップを利用している。 爆弾が来始めてすこし時間が経過すると、プロバイダの何等かの制限にひっかり、来なくなる場合もある。 要するに、迷惑行為に対する対策がちゃんと行なわれているプロバイダも存在するということだ。

もちろん、そういうところからは攻撃できないので、別の、ほぼ放置状態で運用している プロバイダを犯罪者は捜し出して、また送りつけ始めるようである。 犯罪の道具として利用しているのは、拾集した爆弾を見る限り、 いずれも Easy DM free である。

それにしても、ダイヤルアップでいちいち送りつけると言うのは、とても面倒と思うが、 犯罪者にはそういう面倒さは苦にはならないようである。

もちろん、こっちも手作業で排除している訳ではないので、サンプルだけ保管して、 あとはバサッとプログラムで消している。まあ、ムダな通信が膨大に増加している訳である。

メール爆弾に限らず、迷惑メールがメールの過半数を占めるインターネットの現状は多いに問題がある。 経済産業省、総務省、法務省、IPA、国会、警察などに全然頼れない現状は困ったものである。 各組織の内情をある程度は知っているので、相談してもまずムダだと思いつつ連絡したこともあるが、 メールアドレスを変更するように指導してくれた。 これでは、犯罪者に屈伏しろと指導しているようなもので、 これらの組織は、犯罪者の手先になり下がったのではないかと思う。

「電気通信事業法」に、(秘密の保護)として「電気通信事業者の取扱中に係る通信の秘密は、 侵してはならない。」というのがある。通信の秘密はもちろん守られないと、 つまり盗聴されているか心配しながら利用しなければいけないのだと非常に困る。 しかし、この法律により、プロバイダは犯罪者が誰かが分かっていながら、 犯罪者保護に走ることが一般的であった。 要するに、この法律の存在、犯罪者の有利になるような運用が問題なのである。

そういうこともあり、さらにメールの大半が犯罪者の流すメールで完全汚染されて、 やっと関係者が 「特定電子メールの送信の適正化に関する法律の一部を改正する法律」(2005年11月1日に施行) を準備した。この法律によってメール、あるいはインターネットが犯罪者から守られるかどうかは、 現在テスト中といったところだ。

以下にメール爆弾に送信に利用されたプロバイダをリストしておく。 プロバイダ側で異常送信対応を自動で行なっており、短時間でブロックされたものは除いてある。 手段はいずれも、ダイヤルアップを利用しての犯罪であった。 本リストがどんどん伸びて行かないことを願うばかりであるが、どうもそうではなさそうだ。

最終更新日 2006年7月13日



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