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第12章 芸術的字下げ

プログラムの紹介


このソフトウェアは、ある非常に高価なシステムの一部をです。もちろん、かなり単価の安い会 社が開発したものですが、まあ人命に関わることはないという面では安心です。ただ、こんな高価 なシステムが、こんなソフトウェアで評価を下げ、発注会社のビジネスがダメになってしまっては と、ついつい考えてしまいます。

今回も、前回と同じソフトウェアの同じ人からの抜粋です。下手な人が集まって大量にコーディ ングしてしまうと、ほとんど埋蔵量無制限のDirty Cの鉱脈を発見したようなものです。でも、こ れだけ不気味なコーディングでも、それなりにというか、どうにかこうにかというか、いい加減に というか、まあ動作しているから、「あーら不思議」といえます。

今回の関数は、アプリケーションのデータファイルのコピーです。こういう関数を作った人は多 数いると思います。ウィンド対応のアプリケーションで、XView用に書かれているところがちょっ と違いますが、よく見かける、単純な、初心者でもできる関数です。でも、作る人によっては、こ んな単純明解な関数さえ意味不明な関数に、みごとなまでに変身させることができるのです。


Copyright1996 Hirofumi Fujiwara. No reproduction or republication without written permission
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