『Cプログラミング診断室』目次次(第7章 文字処理は得意 はじめに)

第6章 不慣れ

まとめ


今回は、はじめてUNIX、Xウィンドのプログラムを例にとりました。C言語上の問題もいっぱい ありましたが、それ以上に、Xウィンド全般の理解に問題がある場合が多かったようです。十分に Xを知っていたら、コーディングの必要すらなく、用意されている関数を呼ぶだけだったり、変数 あるいはリソース(これはX独特)に適当な値を設定するだけで、あとはXウィンドマネージャー がちゃんとやってくれる場合がいっぱいです。

今までは、プログラムをごちゃごちゃ書き続けることがプログラミングでしたが、Xウィンドな どのGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェイス)を使うようになると、はじめから相当高度 な機能が提供されるので、その機能を使いこなすこと自体が非常に重要になります。詳しくは、洋 書に頼らざるを得ないでしょうから、コンピュータを使いこなすには、コンピュータの本をごちょ ごちょ読むより、英語でも勉強していた方が役立つことにもなります。

たとえば、Xウィンド上のMotifを考えてみると、適当に設定すると、後は勝手に自動的に調整 してくれ、見栄えの良い表示になります。ただ、慣れないと、思いもよらない表示を勝手にやって くれて困ったことになります。

プログラムを書くために、調べたり、勉強したり、人に聞いたりすることが、今後ますます重要 になってくるようです。


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