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科学シミュレーション研究会

双書講談社 BLUE BACKS B1160
書名パソコンで見る 複雑系・カオス・量子
著者科学シミュレーション研究会
発行日1997年2月20日
発行元株式会社講談社
頁数新書判、254頁
定価1400円
付録ミニCD1枚
ISBN4-06-257160-9

最近流行の「複雑系・カオス・量子」3分野を扱った本である。とっても、 シミュレーションであり、実際、シミュレーションのプログラムが付属のミニ CDに入っているのである。まあ、画像とかが入っている訳ではなく、プログ ラムとCのソースプログラムが入っているだけであるので、フロッピーにだっ て入る量であるが、フロッピーをブルーバックスの付録にするのは困難である。 ミニCDならかさばらず、コストも安くなる。

さて、中には、次の6つのプログラムが入っていて、本はその操作や考察な どとなっている。

  1. カオス水車【カオス】
  2. スペースシャトルの中のペンチ【カオス】
  3. ナノスペースを探る【量子】
  4. 心臓の拍動リズム【複雑系】
  5. メダカの学校【複雑系】
  6. アリジゴクの巣穴【複雑系】
さて、これらの中で一番面白いと感じたのは「カオス水車」であった。シミュ レーションそのものが分かりやすいしローレンツ・アトラクタがあまりに奇麗に できてしまって、結構感激できた。

「メダカの学校」は、まあまあ楽しかった。

「ナノスペースを探る」はトンネル効果のシミュレーションである。トンネ ル効果自体のシミュレーションはまずまずであったが、それを利用した「走査 トンネル顕微鏡」のシミュレーションは殆どただのゲームと化していたように 思う。

その他は、あまり面白いとは感じなかった。それに、全体に数式などでの説 明が多く、細部を理解するのが面倒だったので、その辺りは全部無視して、シ ミュレーション自体を楽しむことに専念した。

プログラムは操作性はどれもイマイチであった。操作性を競うようなソフト ではないが、もう少し良くなると遊びやすいと思った。


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