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は〜やく くたばれ フロ〜チャ〜ト

1995年12月15日

しばらく書かなかったので、見に来る人が減ってしまった。これではいけな い、また頑張って、昔を思い出しながら、窓際族を決め込んで、書き続けて行 くことにしよう。

フローチャート(流れ図)という、アルゴリズムを表現する素晴らしい方法 を知っているだろうか。昔、NHKで、HITAC-10とかいうミニコンを使ってコ ンピュータ講座が行われていて、私はテキストを買って、見ていた。なるほど、 プログラムは、直接コーディングするのではなく、フローチャートを書いて正 しさを検討し、検討し尽くしてからコーディングしさえすれば、誤りも少なく なり、ちゃんと動くプログラムが組めるのか、とそのときは納得していた。

しかし、フローチャートというのは、矢印を何処へでもつなぐことができる のである。便利であるが、便利過ぎて、やりすぎると、簡単に

「ザルそば」か「スパゲッティ」

になってしまう。

コンピュータとは別の世界にいる友人が、フローチャートなるものを学習し、 自分の仕事(だったかどうか定かでないが)に関することでフローチャートを 作ったので、是非専門家に聞かせたいということで、お茶の水の飲み屋に連れ 込まれて、延々とフローチャートの自慢話を聞かされた。大きな紙一杯にフロー チャートを書いたという。この大きなフローチャートを見渡し、動きを把握す るのが大変だったことを、得意満面にビールのジョッキを傾けながら教えてく れる。

私としては、そんな大きな紙に書かなければならないようなフローチャート を作ってしまったら、もう混乱してしまうしかないではないかと思ったのだが、 飲み代をおごってもらうので、そうも言えないので困ってしまった。

さて、私は、人生を間違えてしまって、プログラムを作るのを職業にするよ うになってしまった。すると、どこでもフローチャートは禁止なのである。少 なくとも、私が関係した職場では全部禁止であった。

IBMの勧めるHIPOというのを何年間か使用した。きちんと書くと、ド キュメントばかりが増えて、肝心の仕事の方が滞ってしまうので、主要部分だ け、最後は徹底的に無駄を省こうとして、P(プロセス)の部分だけ書くよう になってしまった。その他にも、ジャクソン法、NSチャート、PADなど、 いろいろあった。

フローチャートも、15年くらい前までは、私も書いていた。その他の方法 を知らなかったこともあるが、雑誌などに説明を書く場合、一般的な説明方法 を選ばないと売れないということで、15年前までくらいは、使っていた。

いろいろなのを使用してみたが、やはり箇条書に勝るものは、まだ発見して いない。絶対に、

箇条書が最高だ

箇条書に書けないほど難しいことは、どうせ私の頭では理解できる筈 もないので、そんな難しい仕事からは、もう足を洗ってしまった。

今でも、情報処理試験では、フローチャートが出るらしい。先程、確認のた めに本屋で立ち読みしてきたから間違いはないだろう。情報処理試験では、あ の悪夢のようなフローチャートを解きほぐせるほど鋭い頭、あるいは、困難に 耐えぬく頭の人を認定するのだから、まあ、よほど優れた試験なのであろう。

私は、軟弱者であるゆえ、どんどん絡まってしまうフローチャートなどとい う危険物を使用しろと言われると、「はい、さようなら」と言って、直ちに退 散することに決めている。まあ、そういう職場では、泥沼方式のソフトウェア 開発をしているに決まっているからね。

気力でやりぬく努力型

の、文部省推薦のような人間には、フローチャートという超取り扱い危険な ものも大丈夫なのだろう。いや、あの情報処理試験は、通産省のお墨付きだっ たよな、確か。

ま、わたしゃ、いずれにしても、もう、フローチャートなんてものは、さっ さとこの世から流れ去ってしまって欲しいと思っている。

は〜やく くたばれ フロ〜チャ〜ト


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