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無意味な巨大画像データ

1995年12月18日

パソコンとインターネットを始めてから、やっと3か月程たち、少しは分か るようになってきた。ネットスケープなどを用いて、あちこちを散歩して回っ たのだが、いろいろ奇妙なことが分かってきたので、今日は、その辺りについ て認めてみようと思う。

最近は、本屋に行くと、インターネットのホームページの紹介本がやたらと ある。そして、ここには、大手企業のやっているページの紹介が多くある。そ れで、ものはためしとおもって、それらを覗いてみた。まあ、ネクタイをきっ ちりと締めて、きちんとしたスーツを着て、机の前に正座して書いている、ま あ堅くて、堅くて、こんな堅物の内容では、一体誰が読んでくれるのか、と思 うしかないようなもののオンパレードであった。

まあ、日本のビジネス社会は、まだまだそんなもんだろう。だが、大手企業 のホームページなどを見て、その程度でびっくりしてはいけない。それらの企 業の多くは、

うちもインターネットをやっています

ということを示す為だけにやっているものが多いようだ。先日も、仲間と会っ てその辺の事情を話していたのだが、多くの大企業が、立派なホームページを 作るために、プロジェクトチームを組んだそうだ。それで、立派なホームペー ジを作って、取締役達に見せるのである。そして、取締役達は、

「我社も、インターネットやらを
ちゃんとやっているわい」

と安心し、場合によっては、いや、きっと、取り引き相手の取締役とかに、 自社のホームページを見てくれ、とか言うのであろう。

まあ、ホームページができたことだし、もうプロジェクトチームは用済みと いうことで、社長や会長の「鶴の一声」で始まったチームは解散することにな る。そして、ホームページの内容は、いつまで経っても変化のないままになっ てしまう。

ホームページの作り方をちゃんと知っている者がいたりして、最新情報なん て項目があると悲惨である。何ヵ月も前の状態で更新が止まってしまって、ちゃ んと管理されていないことがバレてしまって、「なんじゃ、ここのページは」 という感想を皆に持たれてしまうのであるが、まあ、「鶴の一声」を放った社 長や会長には、そんな事は理解できまい。

いろいろなページを見たが、結構イメージデータを多用しているところが多 い。それも、遅い回線であればある程、ホームページのイメージが大きくなる ような気がするのであるが、きっとこれは、気のせいだろう。

大きい割に、何の役にもたっていない代表が、 学研のホームページである。55 KBもの「たいした絵」でトップページが作られている。これで驚いてはいけ ない。学研のことだから、沢山の書籍があるので、ちょいとそのあたりを覗い てみたいと思うだろう。でも、あまりにも素晴らしいので、マウスでつついた りしないように。

でも、どうしても見たければ、

学研の書籍一覧

が現われる。これを書籍一覧と言わずして、何を「書籍一覧」というのであ ろうか。まるで、本屋に行った気にさせてくれる。こんど学研の編集長にあっ たら、この話をして、彼を喜ばしてあげよう。学研のオゴリで、飲み屋に行っ て、この話で盛り上げようと思う。

なお、学研のこのページがいかに素晴らしいものかは、筆舌に尽くせない。 まあ、文才のない私にはとてもでないが、形容の言葉を思いつかない。また、 そのページにどんなイメージデータが用意されているかなんてこと、いかに 巨大で有意義な絵が用意されているかなんて…………


1997年3月27日

学研のホームページであるが、現在はまったく変っている。企業としても 積極的にやらねばということが社内的にも分かり、徐々に変えてきている。

「書籍一覧」という無意味な一覧画像はなくなってしまった。


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