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コンピュータ室が洪水だ

1996年1月18日

昔、昔の大昔、まだ私が某出版社に勤めていたころの話である。そこでVA Xを買うことになり、フリーアクセスのコンピュータ室を作ったのである。そ の話は 95年11月2日 に書いたとおりである。

ここで、日夜VAXを使って、UNIXと戯れる日々を送っていたのである。 でも、まだまだ昔のことで、毎朝、電源装置をONにし、空調装置の運転を開 始し、それからやっとVAXを手順通り立ち上げていた。もちろん、帰るとき にはその逆の手順で全てを停止させて帰っていた。

フリーアクセスの下には、パズルやゲームを置いていたのであるが、もちろ ん電源ケーブルやコンセント、通信ケーブルなど色々な線が走っていた。

ある日、いつものように、やや遅い朝、会社にやってきて電源を順に入れて VAXを動かし始める。結構起動に時間がかかるし、空調のスイッチも入れな ければならないし、面倒なものである。本来なら新米とかが先に来て立ち上げ ているべきなのであるが、その日に限ってではないが、まだ来ていなかったの で、しぶしぶ自分で、いつものように慣れた手順で作業をしていった。

起動までちょっと時間が掛かるので、そのあいだにコンピュータ室の中をぶ らぶらと歩いていた。

ガラス張りのコンピュータ室であるが、全部フリーアクセスで床上げしたわ けではなかった。もちろん入口はスロープになっていて、重いものもスムース に搬入できるようになっている。それ以外に、元から壁際に空調装置が並んで いて、それらは元々の床上に置かれているので、その部分だけ床上げされてい ないのであった。

で、その部分がなんだかゆらゆら揺れているようだったのだ。「ちょっと仕 事のし過ぎかな、朝だと言うのに目が疲れているのでは」と思って良く見ると、 だったのだ。

「コンピュータ室の床に水が溜っている。これはどういうことだ」

と思ったのだが、すぐには理解できなかった。

「水、水、水ってことは、床下に水が溜っている。ちゅーことは、電源ケー ブルも水に浸かったのではないか」

というところまで頭がやっと回った。で、おそるおそるフリーアクセスのパ ネルを持ち上げて床下を覗いた。すると、やはり水がなみなみと溜っていた。 とりあえず、至急電気を止めて調べ始めた。

いったい、どこから水がやってきたのであろうか。コンピュータルームの隣 にトイレがあるので、その水道が洩れたのか、上の階から垂れて来たのか、あ るいはいずれかの空調機から洩れたのかのいずれかであろうということで調べ た。

まあ、結論が出るまで、さほど時間は必要では無かった。空調装置からポト ンポトンと一晩中水が滴り落ち、床下に溜っていたのである。でも、まあ、溜っ た量は結構あったのであるが、床の造りが悪くて充分傾いていたため、水が一 方に偏って溜っていたので、被害が最小で済んだ。

もし、床が逆に傾いていたら、さらに水がどんどん溜って、きっと

「ひぇー」

ということになっていたであろう。とにかく洪水は恐い。


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