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インターネットは会社の馬鹿さ加減コンテスト

1996年2月8日

はやいもので、私がHTMLの手習いを始めて、もう半年がたってしまった。 年寄りのことだから修得能力が低くて、月に1つ位しか新しい機能を学習でき ないので、HTMLの発展には全然ついていっていないのである。

それでも、年寄りの身、暇だけはなんとか腐る程ある。それで、あちこちを 見て歩いた。歩いたといっても、ディスプレイの前に座って、マウスをツンツ ンする程度だから、足腰が弱くなってもまだできる。

この散歩で、面白そうなページを見つけると、そのHTMLのソースを見て、 私の貧弱な知識を補強しようと日夜励んでいる。だから、ネットスケープを使っ ている私には、View - Document Sourece の操作はいくらやったか分からない。

そんなことをしているうちに、何とか自分でもHTMLのスクリプトが書け るようになり、世間がインターネットで情報発信、情報発信と騒いでいるので、 それではこの我輩もやってみるべえかと思い立ち、始めた訳である。

んで、いろいろ見て回ったのであるが、ソースを見るのは、勉強なんてもの じゃないということが分かってきた。そんなつまらんものではなく、滅茶苦茶 に面白い作業であることが分かってきたのだ。

どこが面白いか。それは、ソースの書き方のバグで ある。バグにもいろいろなのがあって、書き間違えていても、表示にたいして 影響の出ないものから、リンクをたぐれない程度のものが多いが、画面が滅茶 苦茶になってしまい、その後の操作がダメになるものから、最悪なのは、ブラ ウザ(ネットスケープ)がお亡くなりになるだけではなく、Xウィンドウごと お亡くなりになってしまう超強力なバグまである。

もちろん、作成者は、ちゃんとブラウザで結果を見て確認しているとは善意 で思っている。ただ、自分の使っているブラウザだけで確認しているのだとは 思うが。

バグの影響は、以上のように、様々なレベルがある。それで、その原因、つ まり、どんなバグであるかが非常に面白い。

ダブルクォート(")の対応忘れが一番多い。忘れるくらいなら始めから入れ なければ良いのだが、開始の " を入れて、終りの " を忘れるらしい。そう言 えば、太古の昔のBASICには、文字列は開始の " さえあれば良かったな。 これは、自分のブラウザでは動くから、それで良しとした結果であろう。

こんなのは大したものではない。1つのソースに、<HTML>や <BODY>が何度でも登場したり、開始と終了が対応していないのなど良く ある。まあ、たいていのブラウザでは、解釈不能なことをされたりした場合、 ただただ無視して実行を継続するだけのようであるから、結構それなりの表示 をしてしまうようだ。書いた本人は完全に誤解して記述していても、場合によっ てはちゃんと表示することがあり、本人は正しく理解したと思い込んでいる。

まあ、その他にも、いろいろバグはあったが、そんな他人様のバグをあれこ れ診断するつもりはない。ただ、こういう楽しみ方もあるというのを教えたかっ ただけである。

さて、これからが本題である。

WWWで情報発信しなければ時代遅れの感がする今日この頃である。だから、 我も我もとやっている。自分で出来ない会社は、情報発信の代理業者に頼んで やってもらっている。

それで、それぞれのページのソースの記述を見ると、それぞれのページを作 成した人間の技術レベルが見えてくるように思えてな らない。数は少ないが、数十の会社と付き合いをしたことがあり、それらの会 社が時代遅れになってはとホームページを公開している。それで調べてみると、 だいたいその会社の技術レベルとHTMLのソースのバグには著しい相関があ るようである。

これを逆に使えばどうなるか。あちこちの会社のページのソースを見て、そ の会社の技術レベルを判定するのに使えないだろうか、という考えが浮かんで くる。当然である。そして、これは極めて客観的な判断として使えるであろう。

ということは、馬鹿なHTMLを書いて公開しているところは、「うちの会 社は、こないに馬鹿ですねん」なんて「恥」をさらし ているのか、それとも皆にうけようと思ってやっているのか。さて、どっちだ ろう。

さらに、ホームページの作成を受託していたり、作成方法を教えている会社 のページがある。これらが結構面白い。バグもあるが、いくらなんでも機能を 知らなさすぎるのではないかと思われる下手糞なHTMLで宣伝をやっている。 これは一体どういうことだろうか。私の馬鹿頭では理解できない。

もちろん、友人、知人がミスをしていれば知らせてあげる。そうでないミス を発見すれば、友人、知人に、どこに面白いミスがあるかを知らせてあげて、 皆で一緒にずっこけている。こうして友人の輪が広がっていく。世の中、楽し いねぇ。


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