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家で息子とバーチュアルリアリティ遊び

1996年9月30日

もう今月も終りだ。今月は、とにかくトラブルの多い月であった。アクセス も伸び悩んで17万に達するかどうかということで、毎月2倍の伸び率という 恐るべき目標は当然のように達成できなかった。

トラブルが多く、余暇のすべてをマシンメンテナンスに費やしたようなこと だったので、文庫本さえこのごろはあまり読んでいない。どんどん馬鹿になっ ていってしまいそうだ。

さて、それでは本当に惚けてしまうと思い、次はインターネットで3次元と 思い、VRML(Virtual Reality Modeling Language)なるものに手を出してしまっ た。とりあえず、本屋に並んでいた 「VRML 60分ガイド」 を買い込んで読んだ。実は、ずっと前に買っていたのであるが、引越しだ、 電源工事ミスで家電製品が次々に壊れるは、今使っているマシンのトラブル は次々に起こるで、何の技術も知識もない私には、それらに対処するのは大変 難しかった。

そんな訳で、家のパソコンは、いまだにインターネットに繋がっていない。 これも何とかしなければと思いながら、別のVRMLの本を買って来たら、家のパ ソコンでもできるVRMLのソフトが入っていた。日本総研のVRMLの本はウイルス 入りなので恐ろしくて使えない。まあ、本の回収命令が流れているようなので、 無知な本屋には知らせてあげよう。

で、私が入れたVRMLの本は、プレンティスホールの「VRMLを知る」である。 一応、うちの親は、コンピュータ社会やインターネット社会にもなんとかつ いていけているんだということを家族にもアピールしておかないと、無能人間 として窓際族に回され、そのうち職がなくなり、家族が路頭に迷う、なんてこ とを心配してはいけないと思って、ちょっとVRMLを一緒に息子と楽しむことに した。

もちろん、本を読む前に、とりあえずパソコンに附属のCDを入れ、良く分か らないままインストールしてしまった。まあ、ここまでは、息子に、[OK] ボ タンを次々に押させて、何とかなった。

ちっとVRMLについて書いておくと、これは、インターネット上で、3次 元の情報を流せるようにするソフトである。ブラウザが3次元情報を取り込ん でしまえば、もうブラウザ側だけで、3次元空間の中を歩き回ったりできるの である。そういうのがVRMLである。まあ、詳しいことは、 安藤氏のVRMLホームページ を訪れて調べて欲しい。

さて、インストールが済んだら、さっそく入っているであろうサンプルデー タを引き出して、3次元表示されるところを見てみたいであろう。だから、そ れらしいファイルを見つけて表示した。ここまでは簡単であった。適当に選ん だシーンは、会議室のようであった。テーブル、椅子、傍聴席のようなのが見 えた。

で、次にやることといったら、当然動き回ることである。視点を移動するの である。マウスを適当に移動したら、確かに表示は変わった。次々に変わりす ぎて、遂に点みたいになったり、画面から完全に消えてしまったりした。はや り、少しは操作説明書なるものも読まなければ操作はできないのかと、がっく りした。

で、がっくりして、しばらく休んだ後、再び挑戦である。[Help]を押して、 説明を読みはじめる。もちろん、英語の説明である。ここで、息子を前にして ひるむと、私は英語が全然できないことになってしまう。それで、適当に解釈 し、適当に途中をほとんど省略した訳を教え、使い方を解説する。

「ちゃんと使うには、こういう英文を読めるようにならないといけないんだ ぞ。英語の勉強は大切なんだぞ。」

と言ったが、どこまで納得したかは謎。それで、やっとマウスでの移動操作 の説明箇所を見つけだし、移動の種類をいろいろ教えた。最初はちょっと慣れ なかったが、マウスで移動すると、すぐに表示がそれに反応して変化するので、 しばらくすると、かなり自由に仮想現実のなかを移動できるようになっていた。

らせん階段のあるロビーだけの建物では、実際にマウス操作だけでらせん階 段を上がっていった。そして2階にたどりつき、ちょっとてすりのすき間から 首を出して、下を見た。どんどん首を出しても落ちないので、どんどん首を出 したり、慣れてくるにしたがって、さまざまなことをやっていた。

家と自動車のあるシーンでは、自分は猫になったつもりで、視点を非常に低 い位置においたまま移動するのを楽しんでいた。自動車の下に潜りこんで上を みたら、実は何もついていなかった。

もう、今では、ゲームの世界ではこういうのは当たり前であり、子供達は操 作に慣れきっている。3次元の操作など、ゲームに比べればチョロイものらし い。私は、ときどき説明はしたが、2〜3時間で、3次元立体の操作まででき るようになった。こういうゲームマシンで鍛えられた人間こそが、これからの 社会を担っていってくれるのだろうか。

次は、立体をつくって、さらに形状変更をしたり、色をつけたり、移動をし たりをやってみた。一応、道具箱みたいなのが出て来て、そこをクリックする といろいろなモードになり、図面のようなところで何かやると何かができたり する。息子は、分からなくなった時だけ突然私に操作の説明を求めて来るが、 こちらだって、使ったことの無いソフトなんだから分かる筈が無い。それでも、 Helpを駆使して、なんとか使えた。

それにしても、息子ごときが3次元ソフトを自由に操れる時代になったのは 大変な進歩である。昔、こんなことをしようと思ったら‥‥‥‥なんてことを 書くと年寄り扱いされるのでよそう。

こんどは、SGIのマシンで、もっとちゃんとしたVRML遊びを息子と一 緒にやってみようかと思っている。


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