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困ったメールシステムもあるもんだ

1996年11月22日

私がインターネットというか、その遥か前身であるJUNETのころから利用し ているので、良く覚えていないのであるが、多分10年位前から電子メールを 日常的に使っていると思う。

もちろん、パソコンネットもちょっとはやった。が、つまんなかったし、当 時は各パソコンネットが完全に孤立していた状況であったので、私にはほとん ど利用価値がなかったが、それでもしかたなくニフティに入っていた。

そういえば、ニフティは完全従量制(使わなければ無料)だったのに、一方 的に基本料金を取るように変わってしまった。こりゃないぜ!まるで、詐欺だ!

つまり、完全従量制だから入会したままでほったらかしにしている人が星の 数ほどいたわけである。そのくらい加入者が増えてから、一方的に完全従量制 を変えて、基本料金を取るようになったら、星の数ほどいる全然使わなかった 人々から基本料金を集めるようにすれば、相当な金になるに違いない。

だから、基本料金は無料で、使用量に比例して料金を取るという場合には、 注意が必要である。これはニフティに限ったことではない。どんなサービスで も、最初は完全従量性で後から変更通知を送りつけてしまうというのは詐欺で ある。こういうことには、政府がちゃんと対応してくれなくては困る。

一定期間使わないと会員でなくなり、使っていない会員がゼロになって以降 に変更して、はじめて基本料金導入が許されるのである。ニフティも結局一定 期間使わないと会員でなくなるようにしたようだ。

ああ、つまらん事を書いてしまった。

そう言えば、最近電子メールにときどきとんでもないメールがとびこんで来 る割合が増えて来た。要するに、読めないメールである。読めない程度なら、 その1通だけを無視すれば良いのである。

しかし、非常に強烈なメールを送ってくるのがいる。メールが来たなと思っ て読みに行くと、読めないだけでなく、今まで溜めていたメールまで読めなく なってしまったことも何度かある。こういうことは、今年に入ってから頻発し ている。

もちろん、Unix以外のコンピュータ上の訳の分からない、あるいは商品とし て売られている、インターネットブームにあやかって急遽開発したようないか がわしいメールソフトの場合が多い。まあ、メールを出した人には直接の責任 はないし、問題の所在を理解したり、変なメールソフトでメールを出すと、メー ルを受け取った人にどういう迷惑が掛かるかは分からない。

問題は、ほとんどそこにあるのだ。今まで、パソコンの閉じた世界の中でう まくいっているのだから、私は正しい、と思っている。まあ、当然そうであろ う。もちろん悪いのは、そういう、インターネットを破壊するような無茶なソ フトを、それも金を取って売っているような会社である。

つまり、インターネットの世界にはインターネットの世界の決まり、ルール、 法律があるのだが、それを守らずに勝手なことをするのがいるのである。これ は、車は左側通行ですよ、という世界で、急に右側を走ってしまったり、高速 道路を逆走するようなもので、極めて危険極まりない行為である。

あまり雑誌など読まない私だが、「日経コミュニケーション」という雑誌が 転がっていたので、つい見てしまった。特集が『電子メールが届かない』となっ ていたからである。

それによると、一部上場企業が、たいした設備投資をしたり、メール用のソ フトを全社的に導入したりして、インターネットというか、「電子メールを仕 事に使いましょう」というのが始まっているらしい。

それは結構なことである。が、記事を読み進んでいくと、万単位の従業員が いる大企業で、月に5万通程度のメールの数でオーバーワークになってしまう らしい。いったいどういうメールシステムなんだろう。

1日に直したら、2000通くらいではないか。このくらいの量のメールは ちょっとした大学とかでは十分流れている筈である。宿題を電子メールで提出 とかにすれば、そんな量にはすぐに達する。

そもそも、私の仲間はだいたい皆、1日に100通位のメールを受け取って いるはずである。だから、私の仲間みたいなのが10名いれば、その程度になっ てしまう。これって、大学のちょっとインターネット利用の盛んな研究室のメー ルの総量くらいではないだろうか。

そういうことを考えると、どうしても1日に数千通でつぶれる高価なメール システムというのが不思議で記事を読んでしまった。すると、だいたい以下の メールシステムがいけないらしいとあった。

と言う訳で、本当に多数のメールシステムがトラブルに陥っているようであ る。いずれにしても、Unix系の標準メールシステムではなく、訳の分からぬも のばかりである。つまり私の知らない製品ばかりである。

雑誌にも書いてあったが、要するに 独自メールシステムは危険 ということらしい。Unix系の場合、十分な運用実績があるから、まあ少々の ことでくたばることはない。商用に特別に作ったもの程、だいたい信用がおけ ないらしい。まあ、作りつつあり、運用実績もUnix系に比較したら0に近い様 なものだから、仕方がないだろう。

それにだ、Unix系だと、秋葉原で部品を買って来て、お安く組み立てて、パ ソコンUnixを入れてもかなりちゃんとメールシステムは稼働しているようだ。 実際、あちこちでの実績がある。私のところにやってくるメールもそのような マシンを経由してやってきている。

金を掛けるほど、信頼度が落ちるのだろうか。信頼度が落ちるほど、プログ ラムの修正が増え、さらに信頼度が落ち、価格も高くなっていくというものだ ろうか。いわゆる、ソフトの泥沼状態というやつだ。

これらについては、 中村正三郎氏の記事も参考になろう。

それにしても、 「電子メール出しましたから、見ておいて下さい」 という電話をわざわざくれる人がいるが、困ったものだ。


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