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国産メモリは不良品だった

1997年1月13日

土曜日に、またジャンクなDOS/Vマシンを組み立てるというので、見物して いた。ハードが苦手な私には、あんなもの恐くて組み立てられないのであるが、 好奇心だけはまだあるので、組み立ての見物をしたのである。

それでも、ケースを開けるとか、CPUに触ってみるとか、ボード類を開梱す るとかくらいはした。ネジで止めるとかもした。フロッピーのネジだけはJIS ネジだから気をつけろとか言われながら、猫の手くらいには手伝ったのである。

今のDOS/Vマシンは、ほとんど組み立てキットみたいなものであるので、組 み立て自体は30分程でできてしまう。慣れればプラモデルよりも簡単で、何 十台も組み立てている人には阿呆らしい、バカバカしいような、極めて単調な つまらない作業らしいのである。

さて、そうして組み上がったので、とりあえずディスプレイとキーボードを 繋いで電源ONである。すると、ちゃんと起動時の表示が正しくでたので、とり あえず組み立ては大丈夫のようである。

次は、OSのインストールである。Windows95なぞ入れる訳がない。もちろん Linuxを入れるか、FreeBSDを入れるかに世の中決っているのである。今回は、 諸般の事情からFreeBSDを入れることになった。そのうち、これをWWWサー バマシンにするらしい。私のホームページもこのマシンから発信されることに なるらしい。そういうこともあって、このマシンには特別な興味があるのであ る。

さて、このマシン、極めて安価に作り上げようとして、秋葉買いだし部隊は、 秋葉原のDOS/Vマニアが集まるような店で、恥ずかしげもなく、「一番安いグ ラフィックボード下さい」と言って買って来た。イーサーカードは2枚差して いるが、CD-ROMもついていない。SCSIカードもついていない。とにかくメチャ 安でWWWサーバマシンを作ろうとしているのである。まあ、本当のジャンク でないところだけが救いである。

普通なら、CD-ROMからOSをインストールするのが普通であるが、CD-ROMを 付けていない。まあ、最初だけCD-ROMをつけてインストールし、あとで外して しまうという荒技もあるのだが、それはやめて、ネットワークインストールを することにしたのである。それで、ネットワークが動くところまでの設定をフ ロッピーから行ない、後はど〜んとネットワークから必要なものをもって来て、 カーネルの再構築をして、それでおしまい、という予定であったのだ。

しかし、カーネルの再構築中に、コンパイルエラーが出る。それも、やる度 にすこしずつ違うところのエラーで引っかかる。コンパイルエラーの場所を調 べると、return; となるべきところが、 r%turn; になってしまっている。いわゆる文字化 けである。'e' は 16進数で65、'%'は16進数で25であり、ビット落ちである。

何度やってもうまくいかないので、メモリを余っているメモリと交換してカー ネルの再構築をやったら一発で通ってしまった。これは、メモリの不良である。

このメモリであるが、純国産なのである。メモリを買うとき、適当に買って 来るとたいてい台湾とか韓国とか、とにかくアジア産のものが多く、国産が売 られていることは珍しい。まあ、その筋の人びとが買いに行く店で買うから、 ますますそうなのであろう。

今回は、チップも、板も、両方とも国産であり、「お〜これはすごい、国産 だぁ」ということで盛り上がっていたのである。

さて、国産のメモリを、台湾産のボードに差したりするから調子が悪くなる のだという阿呆な意見が飛び出し、東芝のBREZZAに差してテストすることにな った。

BREZZAは今のところWindows95専用にしている。いっぱいメモリを使うよう なことをしないとメモリテストにならないというので、Netscape Navigator と Internet Exploler を同時に走らせたが、まだトラブルが起きない。もっ とメモリを使うには、スキャナでも使って、巨大なイメージの操作でもやるの が最高だ、というのでイジメを始めた。

最初は、それでも順調に動いていたのだが、メモリ不足になったので、 Netscape Navigatorを殺そうとしたら、画面が突如真っ暗になり、マウスだけ しか表示されなくなった。「しめしめ、これでちゃんと暴走したか。やはりメ モリの問題かな」と思い、ALT+CNTL+DEL を押したら、ALT+CNTL+DELで再起動 しますかという例の画面になった。

ここまでは良かった。まあ、こんなもんだろう。それで、ALT+CNTL+DELを押 してリブートを試みたが、やはり、ALT+CNTL+DELで再起動しますか画面が出続 けている。どうやっても、リブート出来ない。仕方がないので、電源OFFで止め た。

翌日、販売店のサービスセンターで交換してもらったらしい。今度は韓国製 であったが、何の問題もなくスムーズに動作している。

メモリでこんなトラブルに陥ったことはもう十数年無かった。もちろん DOS/Vになってからは始めての経験である。昔、PROMでずいぶんトラブルに会っ たことがあるが、国産は品質が良く、米国産しか入手できなく、不良の続出で まいったことがあった。

今回の事件は極めて稀なことであろうが、いろいろやっていると、どんなト ラブルにでも遭遇してしまうようだ。それにしても、国産だから信頼性が高い、 アジア製だから信頼性が低いなんてことはないようだ。もしかしたら、信頼性 は逆転しているのだろうか。サンプル例が少な過ぎて判断できない。


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