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WWWサーバーをアパッチに変更したら‥‥

1997年1月30日(31日グラフ等修正)

昨日(1997年1月29日)の午後2時20分頃にWWWサーバーが切り 替わったのであります。切り替わったのであるが、ちょっと一般では行なわな い筈の方法で切替えられたのであります。

つまり、古いWWWサーバーはそのまま生かし続けておいて、新しいアパッ チサーバーを立ち上げ、www.pro.or.jp の正体を古いWWWサーバーから新し いアパッチサーバーに切替えたのでした。

さて、一体何が発生するでしょうか。分かる人は分かりますね。

202.234.0.70という数値を見ると、これがIPア ドレスであります。それも、www.pro.or.jp の新しいIPアドレスなのでありま す。だから、切替え前には、別のIPアドレスになっていた訳です。

まさか私のホームページを覗きに

http://202.234.0.70/~fuji/

で来た人とかは絶対にいないと思う。でも、いるかも知れないが、そんな 特殊な変人は除いて話を進めよう。普通は、つまり狂人以外は、

http://www.pro.or.jp/~fuji/

によって見に来ていると思う。

www.pro.or.jp を目指して、貴方の利用しているコンピュータが当方の www.pro.or.jp を発見し、情報を取り込んでブラウザ上に文章や絵やパズルな どが出現するのである。でも、"www.pro.or.jp" という文字列から実際のコン ピュータを見つけ出すのは大変困難なことである。

世界のどこにあるのか分からないようなコンピュータを見つけるというのは、 たとえコンピュータの性能が上がろうが、全世界のコンピュータの情報(どの コンピュータがどこに存在するかのデータ)を調べるにしても大変な作業量で ある。それ以上に、そのアドレス帳のデータ数が増える方が、遥かにコンピュー タの性能向上を上回るペースで進んでいる。そして、毎回、コンピュータ www.pro.or.jp からデータを取り出そうとする度に、このアドレス帳探すとい うのは無謀なことである。

それに、世界のどこか一個所にこの巨大なコンピュータアドレス帳を置いて まずはそこへ見に行くことにしてしまうと、そこへのアクセスの集中だけで 世界のインターネットの回線はパンクしてしまう。

と言う訳で、ばしばしアドレス帳を大量生産し、世界各地にばらまいている のである。そして、インターネットには次々と新たなコンピュータが接続され ていくので、そのアドレス帳は時々刻々と変化し続けなければならないのであ る。それゆえ、このアドレス帳のことを、 世界最大の分散データベース とも呼んでいる。

もう、説明は面倒なので止める。もっと知りたい人は、DNS に関する本を読 んでくれ。本を買うのが嫌な奴は、インターネット上で調べなさい。いずれの 方法で調べようと、以上のようないい加減でない説明がしていると思う。

で、元の話に戻して、www.pro.or.jp へアクセスして来たとき、古い方へア クセスに来ているか、新しい方へアクセスに来ているかを時間の流れと共に示 したのが下図である。開始してから48時間近くが示されている。

グラフは、このアドレス帳の変更をネットワークセンターが、上位の東京イ ンターネットに知らせたとき(29日午後2時20分)が起点であり、その時 からの経過時間が横軸(単位は時間)である。縦方向は、10分間ごとのヒッ ト数の集計である。なお、ここのでのヒット数は私のホームページ全体に来た 数であり、ネットワークセンター全体ではない。

変更後、新しい方(赤線)へのアクセスが若干始まったのであるが、最初の 4時間は、圧倒的に古いWWWサーバーへのアクセスが多い。そして、20時 間位までは、新旧両方のWWWサーバーへのアクセスも似たようなものであっ たが、20時間を過ぎた辺りから殆どが、新しいWWWサーバーへアクセスに 来るようになった。

それにしても、このアドレス帳を配るというのは大変なことなんだ。

あの、NTTの分厚い電話帳。特に東京都の電話帳は厚くて重い。これはあ まり利用もされず、各家庭や事務所でゴミになっているのであるが、あの重い アドレス帳を配っている姿を思い出してしまった。


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