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既存の組織はインターネット社会についていける訳がない

1997年5月26日

5月15日にサーバーマシンがダウンし、その後復旧するも古い古いホーム ページしか見えない状況になっていたのだが、20日以降に復旧作業をし、だ いたい復旧したのである。しかし、単なる復旧では良くないという意見の持ち 主が多く、この期に最新バージョンをダウンロードして、あらゆるソフトを最 新の状態にしようと画策している者がいて、まだ一部のソフトのサーバーマシ ンへのインストールが済んでいないので、データベース関連が復旧していない。

しかし、20日以降、アクセスは増える一方なのである。理由は私にも良く 分からない。一説には、「日経産業新聞のHP」に出たとかいう話だが、どこ に出たのかは知らない。知っている人がいたら教えて下さい。

今日は、午前中だけで7000を越えてしまい、久しぶりに20000ヒッ トに届くかも知れない勢いで増えている。あまりにアクセスが多いのは、トラ ブルがあったために、その後の状況を見に来る野次馬の影響だから、今後は時々 マシンをダウンさせたらとの意見も出ている。そういことで、今日の午後、ま たマシンがダウンすることになっている。(本当は、カーネルの変更のために リブートされるのであるが。)

さて、15日〜20日にかけて岡山/倉敷/児島の方面を回ったのであるが、 ある人から非常に進歩的な意見を聞いた。まだインターネットを始めて間もな い人なのであるが、

インターネットの世界に、既存の組織、つまり会社、学校、官公庁、地方自 治体、その他の団体、およそこれらの殆どのものが絶対ついていける訳がない、 もう、組織など一切あてにせず、どんどん個人でやるべきだ!
との意見である。 過激といえるかも知れないが、インターネット世界をちょっとさ迷っただけ でそう感じてしまうとはさすがである。

実際、私が今行なっている仕事、作業であるが、インターネット社会の進展 の速さと、既存組織の遅々たる動きとの狭間で悪戦苦闘している感じである。 考えている時間の方がはるかに無駄と思うのだが、簡単なことを決めるのに、 1ヶ月、2ヶ月くらいの時間を掛けるのはざらである。そんなのはたいしたこ とではなく、「やります、やります」と言って、半年以上になるプロジェクト が周囲にゴロゴロしている。

これらが、コンピュータとか、インターネット、あるいはマスコミなどの企 業など、どう考えてもインターネットの世界で活躍すべき企業、あるいは活躍 していると思われている企業なんだから、完璧にトホホなのである。

うまくいかない理由も全部ほぼ共通している。

「ちゃんとしたもの、立派なものをやるために、十分に検討を」
というのである。検討の間にインターネットの世はとっくに変化していて、 検討内容そのものが無意味だにゃ〜となるのだが、そうはいかずに、会議が踊っ たりするのである。90%以上の組織がそうなってしまうのも恐ろしい世界で あるが、面白い世界でもある。

なあに、立派なものなぞ、作る人の自己満足以外何もないのである。まだ、 会長、社長以下の顔写真を、階段状に地位の順に並べて自己満足するのから抜 け出ていないのである。だいぶ前には、本当にそういう大企業のホームページ があって、あっけに取られたが、感性は変っていないようである。

では、どうすればいいか。より早く、より詳しく、より役に立ちそうな情報 を、荒削りでいいから送ることである。情報は、入手した瞬間から腐りだすの である。自分でしっかり整理して出せばみんなの役に立つと思い込んでいる輩 がいまだに多いようであるが、腐った魚をいくら料理しても誰も食べてくれる 訳はないではないか。

それに、「ちゃんとしたもの、立派なものをやるために、十分に検討を」と いって、そのような物が出てきたことは一度もない。「ちゃんとしたもの、立 派なもの」はかけた時間とはまったく関係ないようである。

私はつねづね思っているのだ

ソフトウェアの品質は、知識とアイデアと能力に比例し、努力に反比例する。


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