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PC9821V10(ValueStar)のSCSIカードに苦しめられる

1997年8月25日

今日は、午後から埼玉県の東武動物公園へ遊びに行くのではなく、仕事で行 くのである。動物のコンピュータによる飼育管理についての調査を行なうなん てのではない。東武動物公園というのは、駅の名前であり、その近くに行くか ら、その駅で待ち合わせようというだけに過ぎない。

それで、仕事へのお出かけ前に、ちょっとこの土曜、日曜に苦しんだことに ついて書いておこうと思う。つまり、前回の枕に書いていたように、友達の自 宅に集まり、パソコンの調整をやったり、インターネットをやったりしたので ある。

ところが、そこの存在するのが、あの国民機と言われ、民族機とまで言われ たかどうかは知らない、あのPC98シリーズの機種である。といっても、今使っ ているやつであるから、PC9801ではなく、PC9821である。

一言いっておくが、PC98を国民機と呼ぶのには、私は納得できない。日本で しか売りようがない、汎用性の全然無い機種という意味で、日本にしか市場を 持ち得ない機種という意味で国民機と呼んでいるのならまだ分かるが、日本で 作られたマシンと錯覚して購入している人々も多数いるようなので困ったもの である。

PC98の蓋を開けて中を見れば、東南アジア諸国で作られたパーツがいっぱい 詰まっていることにかけては、DOS/V機と何ら変らなかった。今だPC98、国民機 信奉者が多いが、蓋を開けて、はいこれはシンガポール製、こちらは台湾製、 なんて夢の全てを壊す事をしてあげる悪い趣味が私にはある。いやいや、真実 を教えているだけなのだ。

つまり、私はPC98は嫌いなのだ。昔はPC98を使ったこともある。もちろん、 パソコン用のソフトも作ったことがあるし、昔はNEC用以外は全然売れなくて、 最初からPC88、PC98だけをターゲットにして作成することが多かった。でも、 開発はその他のメーカー、大抵は富士通のを使っていた。富士通のパソコンの 方がコンパイルなど短時間でできたので、私の知っているソフトハウスの中に は、富士通のマシンでNEC版を開発して販売することは常識であった。

さて、このところ、ちっともPC98は使っていない。PC9821になってからは皆 無といっていいくらい使っていない。Linuxを入れてしまったパソコンなら理 解可能であるが、Windows95が入っているパソコンについては、まだ実質1週 間くらいの経験しかないのである。なのにパソコンの専門家のように扱われる のは身に応える。

といっても、コンピュータを始める前からの友達であるから、のこのこ出か けて行った。以前にも一度立ち寄ったことがあったのだが、そのときは事務所 の方に性能の高いのがあって、自宅には古いのが置いてあった。どちらも国民 機である。しかし、使う機会の多いのは自宅ということで、マシンを入れ換え ていた。

今回自宅に置いていたマシンは、PC9821V10であった。これがあのValueStar ということは、 メーリング・リスト で初めて知った。このくらい私はパソコン音痴なのである。

このマシンに、ハードディスクとスキャナを繋ぐのが今回の徹夜の目的であっ た。PC-9821には、C-Bus とかいう私には全く縁のないバスが使われている。 SCSIカードを選ぶなら、ISAにするかPCIにするかを考えるだけが普通である。 ノートパソコンなら当然PCMCIAのSCSIカードに決っている。

だが、既にadaptecのC-Busのカードがある。ADAPTECはSCSIカードでは定評 のあるメーカーゆえに問題はないだろうが、C-Busのカードなど滅多に見たこ とのない私は、延々と格闘した。というより、既に友人が格闘してうまく行か なくて呼ばれたのである。一応説明書を読んで、あれこれやってはみたが、 全然うまくいかない。

まあ、うまく動く保証がある訳でもないので、再度手に入れたばかりの東芝 のサブノート660CDTを持って行った。モデムも内蔵だし、PCMCIAのSCSIカード は自分のadaptec製のと、東芝純正のと2つを持参した。それぞれのSCSIカー ドに接続できるケーブルのコネクタが違うので両方持って行ったのである。そ れにしても、SCSIはコネクタの種類が多く、変換コネクタやケーブルの種類が 不足しているときには組合せを考えるパズルが発生する。

SCSI機器の動作確認は、ノートの方で先に済ませた。ほとんど一発でチェッ ク完了である。ノートにアナログ回線を繋いで、インターネットで調べながら の調整は楽なのであるが、今回はPC9821なので苦労した。それにしても、こん なに面倒な機種を使いこなしているPC98ユーザは、本当に優秀なのだろう。

PC9821の蓋を開けて眺めていたら、PCIカードを一枚させるらしい場所が発 見された。マニュアルを見たら、まぎれもなくPCIと書いている。ならば、全 く海のものとも山のもとも分からないC-Busと戦うことは止めて、PCIのSCSIカー ドを手配してしまえば終りではないだろうかと考えた。

そこまで考えて、朝が来たらすぐにPCIのSCSIカードが届くようにしておい て、ホームページの作成を手伝った。初心者に、突然MuleでHTMLを直接いじり ましょう、というのは無理かと思い、Word97でホームページ作りに挑戦した。

それで、電車でWord97の本を読みながら来た。Word97でホームページってど うやって作るのだろうと勉強しながら来たのである。一夜漬けどころか、電車 漬けであるが、こちらはまあまあちゃんと出来た。Wordでの細かいところの調 整がどこまで出来るのかとか、そういうところまでは分からなかったが、教え ながら、「なるほど、こういう風に動くのか」と自分で勉強しながら同時に教 えていた。

さて、そういうことになり、SCSIカードが手に入るまで寝ることになった。 連日遠出が続いているし、土曜日は花火大会とのことで電車が非常に混んでて 遅れも出て疲れていたので、布団に入ると同時に朝が来たようだった。

PCIのSCSIカードをさして電源を入れると、それだけでカードが認識されて いることが分かった。SCSIに接続されているハードディスクとスキャナについ て若干のメッセージが出て来たが、ほとんど何もしないでもドライバは追加さ れたようだった。

Windows95が立ち上がってから、CD-ROMで供給されているスキャナのソフト をインストールして、動作チェック。全て順調であり、20分もかからなかっ たように思う。単純過ぎて、あっけに取られるくらいである。

「日本の標準をやめて、世界の標準に移れば、まあこんなもんだよ」と言っ て、世界の標準に従うよう諭して作業を終えた。


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