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ゴキブリ取り紙式の床を体験する

1998年4月3日

私はもちろん横着で、できるだけ何もしないようにしている。スポーツなん てとんでもない。せいぜい交通費を節約するために、タクシーは控え、短い距 離ならできるだけ歩く、ネットワークで作業が済むものは済ませる。コンピュー タのプログラムだって、できるだけ短く作ることにしている。できれば、作ら ずに済ませる方法を朝から夜まで何かないかと調べまくっている方である。

そういう生活習慣を身につけているのであるが、今日は、新しいオフィスを 用意したからということで呼び出しがあり、電車を2回も乗り換えて延々と出 かけてきた。今日は、電話工事があって、立ち会いをしろとのことであった。 フロア全部を借り切っているのだが、その床全部が床上げされていて、その上 にカーペットが敷きつめられているのである。まあ、そのあたりはじっくりと 後で書こう。

朝起きて、今日は新オフィスへ出勤ということで、家で準備作業をした。電 気の系統が全然分からないので、簡単に調べられる道具を作ろうとしたのであ る。テスターで調べて回ってもいいのだが、それでは広い床をあっちこっち行 かなければならないので、疲れてしまう。何しろ銀行が入っているビルのワン フロア全部なのだから。

それで、コンセントにプラグ挿すと、プラグつけたLEDが点灯するような簡 単なものを作ったのである。これで、ホイホイと調べようということである。 昔息子のために買ってきた、もはや息子も忘れてしまっているLEDを箱から出 し、適当な抵抗を繋いで、ちょっと100Vの交流を流してみた。すると、どうなっ たであろうか。

一瞬で、抵抗が焼け切れてしまった。ちょっと、抵抗が小さ過ぎて、もうも うと煙が出てしまった。5Vのときに使うような抵抗を使ってしまったので、あ まりにも電流が流れたのであろうと、全然電気に弱い、せいぜい5Vくらいの電 圧しか考えられない頭で必死に考え、パーツのゴミ箱にあった中で一番抵抗の 大きそうなので、また試してみた。ちゃんと計算すればいいのだが、もう電気 には弱くて、オームの法則でどうすればいいのか息子か娘に相談するのもなん だから、相談もせずやってみた。

すると、今度は、煙も出ず、ちゃんと明るく輝いた。「ちゃんと、点滅して いるのが見えるか」と息子にいったが、見えないという。「1秒間に50回も チカチカ点滅しているだろう」といったら、さすが馬鹿にされた。そして、そ れを持って、新オフィスまで行ったのだが、今日は利用するところまで作業が 進まなかった。

ちょっと予定より遅れて到着したが、電話工事もまだであった。とにかく床 上げされているので、どうなっているのかくらいは確認しておかなければとい うことで、まずカーペットをはがした。1枚が50cm角のカーペットが敷き詰め られている。

まず、そのカーペットであるが、床上げ材を敷き詰めた床の上に並べるだけ では簡単にはがれたりするだろうとのことで、ゴキブリホイホイの粘着剤のよ うなのを床上げ材の上面にびっしり塗り、なかなかカーペットが剥がれないよ うにしているのである。それでも、何とかカーペットをはがした。カーペット と、床上げ材の位置は適当にずらしている。そのほうが、カーペットを敷き詰 めた時、奇麗に見えるからであろう。

カーペットの下に、50cm角の床上げ材が敷き詰められている。しかし、上の 面がゴキブリ取り紙になっているので、カーペットをはがしてからその上を歩 くのは大変であった。手なんかつこうものなら、二度とはがせなくなってしま いそうであったが、そんなドジなことはしなかった。

さて、それからが大変だったのである。床をあげようとしたのだが、床を持 ち上げるための工具がどこにも見つからない。4隅にねじ穴があり、そこを利 用して上げると簡単なんだが、接着剤でよくくっついている床材どうしの接合 部分の金具をドライバーでこじ開けて取り外し、その後は、そこから手を入れ て床を持ち上げようとした。う〜ん、こんな説明で分かるだろうか。そのうち 写真でも取れたら、掲載することにしよう。

床材1つ分(50cm×50cm)を持ち上げようとしたのだが、となりの床材としっ かりねっとりとくっついていて、なかなか床が上がらない。力を入れて持ち上 げようとすると、隣の床まで上がりそうになる。それでも、なんとか持ち上げ ることができて、まだ体力が若干なりとも存在することが分かった。

電話工事が少し遅れて来たが、さすがそういう床にもある程度慣れているよ うで、そつなくこなすかと思ったが、ところどころで手順を間違えてやり直し をしていた。床下にケーブルを這わせて、適当なところからカーペットの上に 出すのであるが、カーペットを押える金具とか、電気や電話の口のための特別 な器具があり、そこをうまく順番に通さなければならないのである。将来の増 設のことも考えて、一部のパーツを外して、何回線でも取れるように直してお いた。

その後も、17インチだけれども両側にスピーカーが勝手についている馬鹿で かいディスプレイを設置したり、私には全然理解できないWindows95マシンの セッティングをしたりしていた。プリンタもあったのだが、それのドライバが 見つからなかった。ケーブル類は存在したが、その他のフロッピーとかCDなど が全部行方不明なのである。まあ、困った管理状態である。しかし、このごろ は便利なもので、メーカーがWeb上で提供しているのが分かり助かった。

まだ専用線は引かれていないが、電話はISDNを入れたので、これでダウンロー ドすれば楽勝である。ダウンロードするために、TAとWindowsマシンを繋ごう としたのだが、9ピンから25ピンへの変換コネクタが、隣のディスプレイのコ ネクタにぶつかって挿すことが出来なかった。小さく作ればいいってものでは ないだろう。全体のサイズは馬鹿デカイ癖に、こういうところはせせこましく 作って、なんとアンバランスなことかと、バランスの悪さに呆れてしまった。

ダウンロードしようとしたら、そういう羽目になったのである。もちろん、 アナログでちんたらちんたらやってもよかったのだが、最後は持参していった ノートパソコンでダウンロードし、フロッピィ経由でドライバをインストール し、プリンタが動くところまでやった。

とにかく、今日一日は、遠くのオフィスまで出かけていって、肉体労働を一 日中やって、非常に疲れてしまった。ゴキブリホイホイの上を歩くと、本当に 疲れてしまう。こうして、ゴキブリは疲れて捕まってしまうのかと実感できた 一日であった。


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