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バックギャモンマシンを分解しちゃった

1998年5月26日

昨日、はるか前に、某出版社で一緒に働いていた女性社員から電話があった。 よくここが分かったな、と思ったが、まあ今でも出版関係で働いているとのこ となので、人探しは上手でなければ仕事が出来ないはずである。

で、なにかなと思ったら、久しぶりに会いたいという。ではなくって、ずっ とずっと前に貸しておいた私のバックギャモンマシンが見つかったので、是非 返却したいということだった。聞くと、結構近くに住んでいるということで、 「では、持ってきて下さ〜い」ということで持ってきてもらった。

彼女は、UCSD Pascal を、ちゃんと UCSDで勉強してきた人である。 当時はUCSD Pascalというと、 非常に人気が高く、それに関する本も手掛けた当方としては、UCSDで、UCSD Pascal をどのように教えているのか興味があって、実際につかったというテ キストを見せてもらったこともある。

UCSD出ともなると、もう私と部署も違う訳である。彼女がいるのは国際部と いうところで、私がいたのは研究開発部というか技術部というか、ほんとうは そんな格好いいものではなく、実際は意味不明な動くかどうかも分からないコ ンピュータがこっそり運び込まれる部署であった。つまり同じ会社といっても、 全然違う世界なのである。ただ、偶然に同じビルの同じフロアで働いていたの で、毎日顔を合わせることがあっただけである。使っているパソコンが不調に なれば、ハイハイといって直す係だったのである。

このバックギャモンマシン は、どうも色々な意味で縁が多いようだ。偶然でもないが学研の編集部へ行っ た時、このゲームマシンの開発者の一人に会ってしまった。

このゲームマシンは、ずっと長い間、行方不明になっていたのである。どこ かに入れたまま行方不明になってしまったのかと思っていたが、実は彼女に貸 したままになっていたのが、昨日の突然の電話で分かった。「電池を入れたら、 ちゃんと動きました。是非返したい」ということで、場所など確認しあってい たら、「なんだ近いんだ」ということで、本日直接届けてもらった。十数年前 の液晶ゲームマシンが完動するといういのは驚きであった。

さて、手元に戻ってきたら何をするか。もう、周囲に座っている人間は、仕 事に追われているにもかかわらず、是非分解しようという。たった6個のネジ で止まっているだけだから簡単だという。それでも、もし壊れたら直すことは もう出来ないのではないかという不安が一杯で、約1ミリ秒くらい躊躇してか ら、普段机の引出しに入れている1秒以内に取り出せるドライバで分解を始め てしまった。悪友を持つと、仕事を忘れて、こういうことをしてしまうので、 皆さんご注意を。

これがケースを開けたところである。左の真っ黒いところは乾電池ボックス で、単3が4本入る。中央が液晶で、その下に濃い緑色で見えているのが基板 である。丸い小さなのが、導電性ゴムを使ったスイッチ類である。そのゴムの 上に、プラスチックでできたボタンの足が届くようになっているのである。た だし、反応は新品のころから良くなかった。

基盤をひっくり返すと、茶色い基盤の色が見え、さっぱり分からないカスタム チップというか、バックギャモンチップが2つ載っている。当時の配線がいかに 太いか、そしていかに半田づけもヘタクソかが分かる。

抵抗やダイオードがよくわかるように並んでいる。左のチップの下に横に穴が 並んでいるが、これが液晶に繋がっているのであろう。

チップの部分をぐ〜んと拡大して読めるようにしておいた。JAPANの文字が あるが、私にはそれ以上のことは分からない。

心配していたとおり、蓋を開ける時、スピーカーへの線を切ってしまった。 それでも、ちゃんと半田づけして、鳴るように直してから蓋をして、動作チェッ クのために、ちょっとだけ遊んだ。

1ゲーム目、64-0で勝ってしまい、2ゲーム目も必勝体勢に持ち込んだ。 その後、ダブルでつり上げて、64倍のゲームしに、128-0になったが、SCORE には28-0としか出ないのも昔と同じであった。


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